2013/11/22

●● LineaPelle Asia国際皮革展示会に行ってきました その4 やはりINCAS社のレザーは最高!

  さて、2日めは、ホテルで朝食を食べてから
9時30分に出発。
あいにく、今日は、朝からまともに雨、、、
そういえば、初日の月曜日も朝から雨でした。
こんな出張は、ホントに初めてです。


  LineaPelle Asia国際皮革展示会は、去年は
10時からでしたが、今年は、9時からになりました。
でも、天気が悪いからどうかな、、、

  今朝も、方向指示器無しの広州では一般的な?
ドライバーのタクシーに乗りましたが、やはり
落ち着いて乗れませんね、、、しかたないですわ。

  着くと、早速INCAS社のブースに行きました。
去年は、幸い、ハイヒールとブーツ用のレザーを
見つけることができたので、今回は、レザーウェア用の
素敵なレザーを見つけることが目的です

  昨日と変わって、全体に人も少ないし
INCAS社では、朝早いからか、お客は誰も居ません。
去年の担当の中国の女の子とスキンヘッドの
30前後?のマルコ君。(この人あまり、仕事しない、、、)
ジャンルカさんは?と聞くと、上海へ出張ですとのこと。
残念なことをしました。

  まずは、吊るされているレザーを次々と手触りを全てチェックします。
我々の場合、1/6スケールなので、硬いレザーでは、
素材として使えないからです。
大半は、1/1用の靴、ブーツ、バッグなど用ですから、
結構硬めが多いのは仕方ないところ、、、

  でも、片隅に、これは!というレザーを発見!
ベビーカーフのまさに溶けるような、シビレル柔らかさに、
いつまでも、そのままレザーをモミモミしたい衝動にかられます。
子牛の柔らかい肌をもんでいるような錯覚に陥ります。
今回もまた、担当の彼女は、即座にチョイスした私に
驚いています。
やはり、去年同様、中国では高級すぎて誰も買わないだろうと
参考出品程度で出していたそうですが、、、


  手触りでコレは、と直感で感じたので、今度は目で
実際のサンプル展示されていたレザーを見てみるとですね、
このレザーの色がまた、めちゃイケテルわけですよ。
カプチーノ、いや、エスプレッソのイメージか、
とにかく、なんとも言いようの無い渋いまあ、ブラウンなわけですよ。

  今回は、定番の黒だけでなく、実は、渋いブラウン系を
ライダース系革ジャンを作りたかったので、ぜひ
見つけようと思っていたのです。 クラシコマダム系の
レザーウェアには、やはり、スペインやイタリアの路地にあう
クラシックな色合いとして、渋いブラウンをぜひとも商品展開に
入れたかったのです。

  それが、ぴったり出会ったものだから運命でしょうね。
2種類でそれぞれ、たった一枚だけ、それも黒ではなく
上記のクラシコブラウンだけを展示していたのですから
まさしく、私のために”どうよ!”と展示していたみたいなわけです。
これが、もし、別の色だったらこのクラシコブラウンには
出会わなかったわけですから、、、

  そういうわけで、この2種を定番の黒と今回の
クラシコブラウンの2色に絞って商談を進めたのですが、
帰国後、ジャンルカさんに素材のスペックなどの詳細を
問い合わせたところ、このレザーは、某有名ブランドの
オートクチュール用の特注超高級レザーだそうで、
限定生産なので、確認の時間ください、とのこと。
ああ、どうりであんな色出せるはずだ、と納得。

ただ、定番ではありませんから、今しか買えません。
ぜひ、なんとかしてほしいです。

  この素材を提供してもらえたら、すごい製品を
お届けできることになりますね。まさに、世界一流品の
本物を素材に使った、1/6レザーウェアを
手にしていただけるわけですから、こんな贅沢な趣味の
世界はちょっと無いでしょうね。
最高のレザー素材に恥じないような、
最高のレザーウェアをデザインして作りますよ~!