2016/05/14

●● FormlabsのForm2の欠点について...レビューです。

ネットではなぜか、Form2の使用レビューがほとんどありません。




結構導入されているはずなんですが、
個人が購入するには少し高いので、業務用途が多いからかもしれません。




そこで、FormlabsのForm2の実際のレビューを少し書いてみようと思います。





まず、便利なのが3Dプリント作業の所要時間が前面の液晶パネルに表示されること。
これのおかげで、他の作業をすることができます。

プリント開始直後は、現在のレジン温度と、30度に暖まればプリント作業開始するという表示が出ます


3dプリントしたいデータを読み込むと所要時間が表示されます。

残り時間も随時表示されるので、他の作業をするのに段取りしやすいです。


実際の3Dプリント作業の所要時間ですが、0.05mmのプリント精度だと
だいたい、レジンの暖気ウォームアップに約5分、
プリントしたい3D物体を支えるための土台形成に約1時間、
あとは、物体の大きさと製作数量次第ですか。





ですから、Form2では、1/6スケールでのミニチュアプリントの場合
2時間~6時間が多いので、そのうち必ず1時間ぐらいは土台形成に
時間が食われることになります。





もちろん、プリント精度をもっと精密なモードの0.025のmaxにすると
上記の2倍時間がかかります。



しかし、Form 2は優秀なので、積層スジ跡が少ないため
わざわざ0.025までせずに、通常の0.05で3Dプリントすることが多いです。




まあ、3dプリントに時間がかかるということは、今の3dプリンタ全体に言えることですが。




また、新しい種類のレジンを使うときは、タンクトレイに充填されるまで
作業できません。

トレイにレジンが充填されていくところ。この時点でForm2ではレジンとトレイのIDが登録されるので他のレジンと混用できなくなります。


おまけに、この時点でレジンとトレイの組み合わせがIDチップで登録されるので
他のトレイは使えなくなります。これは、レジンの誤セットを防ぐためです。


図の棒状のバーが一回積層プリントするごとに左右に動き、レジンにムラが出ないように攪拌します。

また、一回積層プリントするたびに、レジンに傾きや濃度ムラが出ないように
バーが左右に動いて攪拌します。Form2は、よく考えられてるなあ、、、と感心します。




ほとんど文句のつけようが無いのですが、
今のところ、私にとってForm2の唯一の現在の欠点は
同じ物体データでも、使用するレジンが変われば
そのレジン専用のデータを新たに読み込む必要があることですね。
まあ、欠点というよりは困っていることと言う方が適切かもしれません。



つまり、設計時に表面の荒れ具合が見やすいグレーのレジンを
指定するわけですが、量産時に黒のレジンで3dプリントする場合、
同じデータを改めて、黒のレジンを使用する設定で保存しなおす必要があります。


3dプリント出力するときに、もし、本体の液晶パネルで、
使用するレジンをそのつど、変更できる選択コマンドがあれば
わざわざ、読み込み直さずにすむので解決するのですが、、、、


これは、データを保存するときにどのレジンを使用するかという項目も
指定した上で保存するルールだからです。
これも、間違ったレジンを使用しないようにするためのFormlabsの対策です。
ユーザーに対する親切対応といえます。



ところで、今日は土曜日。
久しぶりに大阪日本橋のジョーシンキッズランドに行ってきました。
BizarreQueen着色カスタムボディのネイルに
お客様がご指定になったMr.Color塗料を買うためです。




さすがにamazonでも塗料ばかりは、ネットでは買えません。
マイナーな色をピンポイントで1点買いするには
やはり、実店舗が一番デス。ついでに他のものも、まとめ買いも。
ついでに、より粒子の細かいパール、メタリック系の
塗料も見つけてきました。やはり、パールピンク色系のネイルは美しいですから。



まずは、5階の鉄道模型を見に行ったのですが、
私より少し上の年配の65前後?の方たちがうれしそうに売り場を見ておられました。
普段、仕事では厳しい表情をしておられるのでしょうが、
趣味の世界は、笑顔の童心に戻って、みんな一緒!
ハイ、実は鉄模も私の趣味ですぅ~、、、




学生時代に大阪から滋賀の石山まで東海道線で
しばらく通学したことがあり(流石にすぐ下宿に変えましたが、、、、)
湘南色の快速や明灰色の新快速なんぞの思い出があり、
京都駅や大阪駅のブルートレインなどよく覚えています。




しばらく売り場をウロウロしていると、Nゲージ1/150スケールの人形や
ストラクチャー、そして列車そのものも3Dプリンタがあれば
Form2で作れるやん!と、気づいたのでした。




もちろん、3dモデリングしてデータを作る必要はありますが。
今は、とにかく1/6のパーツや商品をモデリングするので精一杯ですが
Bizarrequeen鉄道模型クラブも、将来いいかもですね!