2011/12/29

●●HOTSTUFFボディ やっぱり、凄いわ!このボディは。

昨日で、弊社も仕事納めをさせていただきました。
日頃、作りかけの試作やら
部材やら、ゴミやらヘタやら、、、
企画室はひっくり返っているのですが、
さすがに、一年の締めくくりなので
キレイに清掃、整理整頓いたしました。

最後に、部屋を出るときに
各種サンプルを着せた2mほどの
ディスプレイ棚を見ると、
最新作のデルタハーネスと
チェストハーネスの試作、
(これは、赤黒イタリアン仕様のビアンキですが)
を着せたシルケンフロスが目に入りました。

これは、商品撮影終了後、ヘッドだけ撮影モデルさんからシルケンに
取り替えて、そのままディスプレイ棚に立てて
保管していたのですが、

いやあ、ほんとに ドキッとするくらい
リアルでセクシーです、、、
上のような2次元の写真では、伝えることができないです。
この凄さは、、、
しばらく、そのまま、見惚れていましたよ、ハイ。
自分で言うのもアレなんですが、
このボディとリアルレザーウェアがコラボすると
恐ろしいくらいセクシーな魅力を発揮するんですねえ!

実際の立体で見ると、まるで本物が
そこに立っているかの錯覚に陥ります。
いっさい、関節継ぎ目のないボディに
上記のような(残念ながらこれは、ネロ仕様ですが)
リアルレザーに、シルケンのリアルヘッド。
赤と黒のコントラストが口紅の赤と重なって
おお!イタリアーノ!

でも、この凄さは、皆さんも
体感することが可能です。

①HOTSTUFFボディをゲットする。
②ビザールクイーンのデルタハーネスと
チェストハーネスと6インチヒールサンダルを
ゲットする。
③HOTTOYSのシルケンフロスをゲットする。

この3点を実現すれば、
今、私が感じるのと同じ
痺れるような感動を体験できます。

もっとも、困難なのは③でしょう。
私もこのフィギュアを知ってゲットするまで
1年かかりました。あるいは、
ヘッドだけあればいいですから、
頑張ってヤフーオークションを
チェックしてください。
結局、私もヤフーでゲットしましたから、、、

2011/12/28

●● マニキュアのハンドペインティング②

老眼のハンディを背負いつつも
なんとか、美しいマニキュアを塗ろうと
頑張るわけですが、
ちょっと気づいた点があります。

それは、タカラトミーの純正パーツと
Phicenのパーツを比べると
やはり、原型に問題があるのか
型が痛んでいるのか
わかりませんが、爪のモールドが微妙に
裏側へずれている指があります。

なんとかペインティングで補正しようと、
するのですが、赤系は色の濃さで
うまくいくのですが、他の色では、
モールドを無視して補正すると
かえって、はみだしたような、
あるいは、塗りがずれたように見えてしまい
逆効果になる色がありました。

しかたないので、あえて爪のモールド通りに
しましたが、他の指と比べて少しずれているので
ちょっと気になりますね。
このような点でも、やはりクールガールは
細かいところまで配慮されてきっちり
作られているなあ、、、
と、感心しました。

さて、唯一、互換パーツが使えないと言うか
使う必要がない、というのが正しいですが、
HOTSTUFFのボディ。
これを、今回、新製品の特に、
デルタハーネスの撮影時に気になったのですが、


この写真を見て、皆さん何か物足りないと感じませんか?

そう、、、
赤いマニキュアとペディキュアがあれが
もっと、美しく引き締まるのに!
実に、惜しい!

そこで、さっそく
”マニキュアとペディキュアを
ビザールクイーンカスタムモデルに
塗りたいんだけど、何とかしてよ!”
と、お願いしました。

シリコンゴムの素材のため
以前お話したように
通常の塗料ではすぐに剥がれるので
ダメなんですね。

とりあえず、今回の互換パーツの
7色全色を年明けすぐに送り、
それを見た上で、
マニキュア用の塗料をつくれるかどうか
やってみるというご返事をいただきました。

と、いっても、社長さんは今日も
必死のパッチでボディの流し込みをしてるので
もっぱら、あの美人の奥さんが電話応対にでてくる
そうです。幸い、奥さんと、私どもの通訳の
関さんとは、とても仲良くなったようで
同じ台湾ネイティブであるということもあって
気心が通じるのでしょう。

そういえば、今月の出張で
プレゼントしたビザールクイーンカスタマイズの
奥さんフィギュアは、事務所に飾っているそうです。
遊びに来た人はみんな、一様に
”好看!漂亮阿”  ハオカン!ピャオリャンア!
(わあ!キレイじゃん!)
というので、自慢だそうです。
作者としては、ウレシイですね。ハイ。

だから、幸い、太い信頼関係が築けたので
うん、何とか頑張ってくれると思います。
そうすれば、
皆さんに好きな色のマニキュアつきの
HOTSTUFFボディも
カスタムオプションとして選んでいただけるように
なります。

こいつは、素敵だなあ、、、
何よりも、私自身が一番先に
マニキュアつきのボディで写真撮影したいですから!

●● マニキュアのハンドペインティング①

今回の再販に合わせて、6種類セットにした
カスタムハンド、フットパーツセットを
新登場させました。

結構、人気でびっくりしたのですが、
実は、これ私が色の調合などして
ハンドペインティングしたものなんです。
11月末からとりかかって、途中
台湾出張などもありましたから、
結局、12月後半までかかりました。

日中はいろいろ、やらなければならない
仕事が多くて、とても作業できませんから
帰宅してから、
自宅でこつこつ毎日やって仕上げました。
それだけに、ちょっと心配でしたが
皆さんにチョイスしていただけたので
とてもうれしいです。

前作は、わずかにリラックスハンドx2
とフットパーツでしたので楽でしたが
よく考えると、
今回は一気に3倍の6個になりましたので
予想以上に、作業時間がかかり苦戦しました。
おまけに、一番の原因は
情けないですが、最近、老眼が進んだこと!

もともと、1.5~2.0ありましたので
今でも、1.5ですし遠くは良く見えるのですが
30cm~0cmの至近距離がまったくダメになってしまいました。
まあ、3DCGで長時間のモデリング作業を
してた割りに、よく今まで耐えたなあと思いますが、
あと、10年若ければもっと早く
上手に塗れたのにと歯がゆい気持ちで一杯です。

思えば、中学生の頃に、当時、1/35スケールの
戦車といえば、タミヤの2号戦車くらいしかまともなものが無い
時代でしたが、そのタミヤが画期的なアフリカ軍団の戦車兵などのフィギュアを
日本で初めて発売し爆発的にヒットしました。さっそく、自分も買ったわけですが
当時、その戦車兵の目をブルーの瞳に塗るのが
いとも簡単に出来たのを良く覚えています。
目自体が1mmくらいで、その瞳だから0.3mmくらいでしょう。
拡大鏡も何もなしで、裸眼でよく見えました。
翌朝、さっそく、学校に持っていって
”どや、すごいやろ!”と、自慢してました。

それが、いまでは、日によって、
目の調子が悪いときは、2重にぼやける
良いときはピッタリピントが合う、、、そんな毎日。
だから、ハンドペイントの作業も
調子が悪いときは、爪のモールドが見えないので
断念することもしばしば、、、

今回の作業では、ほんとに
自分の目の衰えを痛感しましたね。
せめて、あと3年くらい前なら
ヘッドペインティングも可能だったかもしれません。
でも、とにかく、見えなければ
技術の発揮しようが無いですよね、、、

2011/12/25

●● 初日より売り切れ、感謝です!

昨日より再販開始、特に今回はアクセサリーを
中心に再生産いたしました。
定番ウェアにつきましては、
縫製材料の新規入れ替えに伴い
デザイン変更のため、
今回は見送らせていただきました。

デルタハーネス、ビザールクイーンホイップは
初日より、ご好評で完売、
感謝の気持ちで一杯です。
本当に有難うございます。
なんとか、皆様のニーズにお役に立てたアイテムだったようで
嬉しい限りです。

デルタハーネスにつきましては
来月のチェストハーネス、および
プレイスーツの販売に合わせまして
追加生産いたしますので、
今回、お買い逃しされたお客様は
来月、改めてゲットしていただけるよう
よろしくお願いいたします。

ビザールクイーンホイップについては
多工程で量産が困難なのですみません。
かわりに、来月の6mブルホイップの
1/6スケール化したタイプのロング鞭で
ご容赦を!こちらも、遊べるように
形状変化できる設計で、
フルリアルレザーの鞭です。
これまた、手編みで先細にリアルレザーを
編みこんでいくので、恐らく
世界初のアイテムになるでしょう。
こちらの鞭は、グリップ形状が太いので
何とか念願のクロコダイルのレザーを
手巻きにしてアグレッシブで
ハードな出来になると思いますので
お楽しみに!

今回、新商品の撮影のために
6インチヒールサンダルを
ワンオフで突貫製作をしました。
ぎりぎり、修正データ版のパーツが
上海より届き、23日の撮影に間に合わせるために
22日はサンダル作りに必死になったわけですが、
案の定、従来の裁断パターンでは
底板のレザー型が合いません!
2mmほど、誤差がでまして段差がついてしまいます。

もう、修正パターンを作る時間は無いので
これは、生産時に処理することにして
とりあえずのワンオフは撮影カットの
カメラ角度を想定して、
かかと部分は見えないだろうということで
つま先にぴったり合わせて、
ズレをかかとにしわ寄せすることで、
早い話がゴマカシマシタ、、、
以下、その証拠写真です^0^
エー加減な突貫製作で写真撮影に間に合わせた6インチピンヒールのサンダル。でも、自立するのがすごい!
ボロがわからないでしょう?

ただ、驚いたのは

今までの試作では、サンダル単体でも
写真のように足首を差し込んだ状態でも
自立できなかったのが、
今回の修正データ版のパーツでは
バランスが取れたのか
見事に自立できるようになりました。

6インチのピンヒールといえば
設置面は
わずかに1mm前後の面積しかありません。
これは、すごいなと自分でもマジ感動しました。
こういうホントにちょっとしたことなんですが、
感動すると、職人としての製作の意欲が湧きます、ハイ。
恐らく、ハイヒールやブーツでも
自立できるかな、、、
まあ、作ってみないとわからないのですが
靴自体が自立してくれると
とても美しいので、ぜひ実現したいなと思います。

2011/12/24

●● 本日より再販売ならびに新商品の発売スタート。

やっと、クリスマスの今夜、無事に
長期売切れ品を中心に再販売を開始し
ならびに、一部新商品の販売も開始いたしました。

ただ、今回、多くの方からご要望があった、
定番のブラ、ショーツの販売ができませんでした。
この場をお借りして、お詫び申し上げます。

一番の理由は、先日このブログでご案内しましたように
よりリアルなレザーウェアを開発するために
新しいゴム素材を開発してきて、
やっと実用化できることになったからです。

現在の商品では実質2.5mm弱あるため
ややリアル感で気になっておりました。

1/1リアル世界では、通常1cm以下のゴムテープが
ランジェリーで使われます。
これは、1/6スケールにしますと、
1.5mmほどになります。
最終目標をこのサイズに、
2年来、全国各地のゴムの専業メーカーに
交渉してきたのですが、なかなか実現しませんでした。

そこにやっと、北陸のあるメーカーの専務さんに
無理を承知でやっとご協力いただき
今回、実現することになったわけです。
これにより、次のようなリアルで繊細な
レザーウェアを製作できるようになります。
実質1.5mm弱の繊細なゴムの実用化で、このようなリアルでセクシーなTバックがもうすぐ皆さんにお届けできますよ!
 そんなわけで、再販売をお約束したお客様には、
事情をご考慮いただき、さらなるセクシーでリアルな各種ショーツ、ブラを
ご提供しますので、あともうしばらくお待ちくださいね!

2011/12/22

●● チェストハーネス、残念ながら時間切れ!

さて、明後日の再販に合わせて
一部、新商品も販売します。

その中で、拘束ハーネス系の
レザーウェアを予定しているのですが
残念ながら
上下揃いで、販売できなくなりました。

Tバック系のデルタハーネスは
かねてより、ご希望が多かったものです。
ワンオフとして作成し、
他の商品の説明写真の撮影時に
アクセサリー的な感じで使っていました。

今回、それを商品化したわけですが
トップスにあたるバストを拘束する
チェストハーネスは
基本的にバックルで締め込むわけですから、
1つで万能サイズ(CG、TBL、Phicen,Hotstuff)を
欲張って設計したのですが、
Hotsuffの素材が他の3つのボディと
ことなり、柔らかいシリコンバストなので
締め込むと食い込むという
超リアルなボディなので、断念。
追加でハーネスパーツを作成する必要があることが
わかったからです。

したがって、
商品化のときには、
どのボディでも、お客様がご利用になれるように
各ボディに適合するよう
各種ハーネスパーツをセットにして
そのつど、パーツを取り替えて
遊んでいただけるように設計を変更しました。
このため、
明後日の販売には間に合わなくなりました。

いちおう、
デルタハーネスとペアで着用している
写真を掲載しますので
チェストハーネスの写真は、ご覧いただけます。
上下セットで着用させると
すっごいハードなイメージでセクシーでっす!
とりあえずは、ボトムの
デルタハーネスだけでも、先にゲットしてください。
他のウェアとコーディネートできますので
結構、使い回しが効きますよ。

あー、特に、HOTSTUFFの場合、バストへの食い込み方が
超リアルなのでめまいがしますぜ、旦那!

2011/12/20

●● よりリアルなレザーウェアのために、地味な努力を重ねる!

よりリアルなカスタムレザーウェアの
開発製作のために、
今、この年末年始にかけて、
3点の重要なパーツ、部材の開発に
努力しています。

一つは、すでにご案内した
2年越しで待望の6インチピンヒールを
実用化するパーツ。
これは、最終データ修正したものが
明日届く予定です。

結局、クールガールとTBL,Phicen系用の
弊社オリジナルフットパーツにあわせた
現実世界で言えば24センチ相当の1/6パーツと
2mmほど大きいホットスタッフの足に
あわせた約25cm相当のパーツですね。
届き次第、突貫でワンオフをまず
つくり、24日の販売に合わせて
新商品の写真撮りに使わなきゃならんのです!

2つめは、これまた基本的なパーツですが、
ブラ用のフックですね。
もっと、リアルな形状にして
もっと、小さく!!
その結果、4mm角まで小さくできました。
強度の必要性から、エッチングパーツでは
無理なので打ち抜き型の作成に苦労しました。
これも、来年からの新製品に活用します。
より、リアルで小さく、且つ着脱の実用性も
兼ね備えたレザーブラをお楽しみに。

最後の3つめは、これもまたブラ同様
基本アイテムであるTバックやビキニなどの
ショーツ類、一部ブラも該当しますが
より細いゴムの開発ですね。
現在、ブラやショーツに使っている
織りゴムは金糸が入っており、
幅は2mmです。

これをもっと細く、1mm前後まで
できないかなと、北陸のゴム専門メーカーに
無理なお願いをして、
今週の最終サンプルでなんとか、
実用化できそうなのです。
これができると、今よりも更に細いゴムで
リアルなTバックやビキニ、ハイレグを
開発製作することができます!
HOTSTUFFのように、ボディそのものが
進化しているわけですから、
関節パーツの無い美しいボディには
やはり、もっと細くて美しいラインのでる
Tバックやハイレグ、ビキニが必要ですからね。

今まで、ずっと気になっていた点を
少しずつ改善するための
地道な努力の結果が、
よりリアルな1/6カスタムレザーウェアの
楽しい世界につながるわけですね。
ビザールクイーンの世界は、
来年、さらに進化しますよ!

2011/12/17

●● この一年を振り返ると、、、

今月12月で、ちょうどビザールクイーンの
ショップをオープンして2年になりました。
無事、3年目に入れるのも、
皆さんの温かい励ましのおかげです。
本当にありがとうございます。

特に、この2011年を振り返ると
ボディに振り回された1年だったと思います。
当初、”全員悪女”シリーズを
展開するためのボディを
純正クールガールにしていましたが
年明けから絶版となり入手が困難に。
次に、春に素晴らしいCGコンパチのTBLボディと出会い、
離陸したとたんに、これまた突然の絶版に。
それから、夏にHOTSTUFFの
ボディと出会うも、品質や中国ブローカーの
買占めという困難をなんとか
越えられたら、もう年末と、、、

しかし、一方で嬉しいこともありました。
2年越しの問題解決で
やっと今月、商品化にメドがついた
待望の6インチピンヒールの
ブーツ、ハイヒール、サンダル!
それと、もう一つ。
これまた、2年越しの懸案のアイテムだった
ビザールクイーン御用立の
お仕置き用の鞭ですね!

これは、来週販売するのですが
実用化に本当に苦労したアイテムの一つです。
もともと、プロトタイプは
ワンオフですからどーにでもなるのでした。
といっても、樹脂のシャフトを紙やすりで
必死の手作業で!削って細くしていき黒く塗ったあと
カーフレザーの鞭先と、ラムレザーの革巻きのグリップで
一丁あがりっと、
CG0005などの商品の写真撮影に使っていたわけです。



ですから、かなりいい加減なつくりだったのですが
やはり、なんとかしたいなあと
思いながらも、一番困難なシャフトの
解決方法が見つからず、
試行錯誤するも結局、2年が過ぎたわけです、、、

今から思うと、解決のきっかけが
何だったか思い出せないのですが、
ハイヒールの強度問題の解決方法同様
ちょっとした出来事が、
閃きを生んで、一気に解決するものなんですね。

ですから、この鞭は上記のようなショートタイプと
猛獣使いが使うロングの本格的な6mタイプのもの
(こいつはちょっと、来週には間に合わないかもです、、、
年末になるかも)をご用意しました。
リアルレザーで精密に1/6化しています。
もちろん、
ただのプラ成型の棒みたいでは無意味です。
実物同様、しなりがあり
弾力性に富んでいて、さまざまなシーンで
遊べなくては意味が無いので一生モンになるよう
(もっとも苦心した部分でもありますが、、、)
1本あれば十分遊べるように設計しています!

3年目は、ボディも確保できますし、
足回りの必須アイテムも商品化できます。
いよいよ、本格的にビザールクイーンの
企画がブレイクしそうですね。
乞うご期待!

2011/12/15

●● HOTSTUFF工場訪問⑳ ヘッドはオビツ系で検討することに

いつでも入手できる便利なヘッドで考えると
どうしても、OBITSUのヘッドになります。

美少女系は、01タイプのヘッドですが、
これは、すでに日本の作家のariamistelさんと
コラボしています。
ariamistelさんのキャラはとても可愛くて、
美少女のイメージにぴったりなので、
なかでも、そのうちでほれ込んだ2タイプに
絞り込んでコラボ作品をお願いしています。
これを私のほうで、例のパーマや
ヘアカット技術を使いアレンジすることで、
さまざまなキャライメージにするわけです。

一方、リアル系はどうしても
製作に手間がかかりますし
当然、その分、高額になります。
従って、ヘッド素体そのものもルビーなどタカラ系の
オリジナルヘッドになると、
容易に単体で入手できませんから
と言うよりも、クールガール商品そのものが
絶版なのでなかなか入手できない状態、、、、
もはや、
企画そのものが成り立たなくなります。

うーん、現実論で行くと
もう、オビツの03しかないなあ、、、
結局、
とりあえず、持参した03ヘッドをG&Sさんに
お渡しして、一度、このヘッドで
作品を描いてみてください、
その上でどんなキャラにするか決めよう、
ということになりました。

その後、夕方になりましたので
台湾の有名な小龍包の店に行きました。
案の定、日本の観光客ばかりです。
だから、店員も日本語がぺらぺらです。
メニューも日本語でOKです。

しばらくすると、
高校生の修学旅行生のグループも
6人くらいで来まして、速攻で小龍包だけ
食べて去っていきました、、、、
(おいおい、店が儲からんで!)
ただ、私としては、上海の小龍包の方が美味いなあと
心で感じながら食べました。
台湾人の二人を前にしたら、ちょっと言えませんね
なんせ、台中犬猿の仲ですから。間に立つ日本人は
気を遣います、、、
この料理という点だけは、基本的には、
徹底的に食を追及する中国民族の勝ちだと思いますね。

以上で、全ての商談を終え2回目の台湾出張が
完了しました。
8日、帰国の朝は、きっちり小雨。
(ああ、ちょうど一週間前ですね!)
とにかく、雨の多い夏?の台湾から
真冬の日本へ戻ったのでした。

2011/12/13

●●HOTSTUFF工場訪問⑲ ヘッドコラボの問題点が、、

さて、翌朝は午後からG&Sさんとの商談でしたので
午前中、有名な故宮へ行きました。
朝から真っ青な快晴で、暑いです。
地下鉄とバスで1時間くらいです。

まあ、元中国国民党の蒋介石が
早い話が持ち出しただけあって
彼らというか、中華民族から見た
財宝的なものは多いのですが、
(と言っても、陶磁器や翡翠などが
多いですが。)
仏像的なものが少ないのは
財宝的価値のあるものを最優先で、
持ち出したからでしょう。

とにかく、90%は中国人の団体旅行ツアー客。
日本人9%、外人1% みたいな感じでした。
私としては、中国の西安の博物館のほうが
歴史的興味のある展示物が多く印象的でした。
まあ、財宝メインの故宮では仕方ないでしょう。

昼過ぎにホテルに戻り、
G&Sさんと商談です。
結局、一番の問題点として
素材のヘッドの入手が困難であり
どう克服するか、ちょっと頭の痛い点です。
いつでも、入手できるヘッドは
OBITUの01か03になります。
これは、皆さんもネットオークションで
多くの作家さんが出品しておられるので
ご存知でしょう。

私としては、クールガールのルビーのヘッドが
とても気に入ってるので
これで、コラボしたいのですが、
肝心のルビーの素体ヘッドが
簡単に手に入りません。
となると、
リアル系ヘッドをお願いする以上、
OBITSU 03で、私の気に入ってるキャライメージに
あう作品を提供してもらえるかどうかになります。

さて、どうしたもんか、、、

2011/12/10

●●HOTSTUFF工場訪問⑱ ”全員悪女”シリーズ始動!

ずっと部屋で時間をつぶしておりましたが
連絡が来たので
さっそく、ホテルのロビーへ。

もちろん、秘策を持って!

今回は、社長さんは地下鉄で来たそうです。
商談するにも、場所が無いので
ホテルの地下の日本レストランへ。
サンルート台北はビジネスホテルですから
通常のホテルと違い、ゴージャスな
ロビーやよくある落ち着いたカフェも無いので
しかたありません。

まず、このために突貫で仕上げてきた
秘策を許社長に渡しました。
”これは、奥さんへのプレゼントです!”

ボディはHOTSTUFF。6インチヒールで自立するのがスゴイ!
やっぱり、シームレスボディの足首だとヒールサンダルの美脚が映えます。
”全員悪女”シリーズ専用のギフトボックスに入れて贈りました!

そう、実は許社長の奥さんのイメージに合わせて
作ったカスタムフィギュアなのです。
奥さんは、いまどき珍しいアジエンス並みの美しい黒髪で
チャンツィイーみたいな正統派美人です。
だから、ヘッドもコラボしている作家のariamistelさんの作品から
黒髪で、キャラもご本人とそっくりなものをチョイス。
ビザールクイーンの定番クラシコスーツフルレザーウェアと
特製のレース付きブラとTバック、そして
編みタイツに6インチヒールサンダルと豪華仕様です~。
おまけに、新作のHOTSTUFF用の
スワロフのダイアモンド指輪付き!
これは、指から着脱できるスグレモノ。
あ~、これは今後皆様にも、
アクセシリーズとして、展開しますので
お楽しみに。

てなわけで、秘策が効いて感動していただけたのか
商談は、あっけなく終わりました。
なんとか、大量買付けの中国ブローカーの
間隙を縫って弊社にも供給確保することで
無事、話がまとまりました。
これで、”全員悪女”シリーズを本格的に
展開できるメドがたちました。
また、日本のお客様にも定番品として
HOTSTUFFボディを
いつでも安心してお買い求めいただける
ショップとして、お役に立てることが
できるなあと、ほっとしました。

その後、1時間ほど仕事がらみのことで
いろいろ話していると、もう11時で
レストランの終了時間に。
飲みに行きたいと、たっての
社長のご希望で、近くのバーへ。
(ホントは、当方、出張初日で時差ぼけ、且つ、
1時間多い活動に昼間の疲れでヘロヘロでしたから
早く寝たかったのですが、、、)


台北には、かつてのアメリカ進駐軍の
御用達バーが多かったらしく
(たぶん、ヨコスカやヨコハマみたいな)
そこで2時ごろまで飲むことに。
まあ、バーといっても
日本で言えば、スナックみたいなもんで
カウンターに、カクテル、ウィスキー、ビアーという
アメリカンスタイルの店です。

ビール党のようなので、
初めての台湾ビールを試飲することに。
キリンラガーに近い味です。
ただ、上海の青島ビールのほうが
ドイツが租借時代に作っただけあって
美味しいような気がします。
1本180台湾ドルなので約500円。
ほぼ、日本と同じでしょう。

ここでは、いっさい仕事抜きで
台湾のこと、中国の悪口(びっくりするぐらい
中国と台湾は、お互いを非難しあいます。)
中国では、台湾を財宝泥棒といって
故宮の秘宝を返せとうるさいし、
台湾では、中国の軍事圧力や嫌がらせを
非難します。
日本人としては、まあ、どっちもどっちなんだけど
やはり、親日の台湾のほうに味方しますね。
普通に、街を歩いているだけでも
彼らが、
びっくりするぐらい日本人に優しいことが
わかります。

日頃、仕事に追われてストレスがたまっていたのでしょう。
ゆっくり、お酒を飲んで
しゃべるひと時がとても嬉しそうでした。

こうして、長い(実際に1時間長いわけですが)一日が
終わり、無事、出張の最大目的も達成できました。
おつかれさま~。

2011/12/09

●● HOTSTUFF ⑰ 2回目の台湾出張、危機一髪の地下鉄!

昨日8日に暑い台湾から、
一気に真冬の日本へ戻りました。
それにしても、向こうでは半袖でないと
暑いくらいで、出張時の服装が大変です。
出発と帰国の季節が真冬ですから防寒で
向こうに着いたら汗だくです、、、、

さて、今回は今後のボディ供給を
安定確保できるかどうかが、
最大の交渉ポイントでした。
大量買付けする中国ブローカーの間隙を縫って
なんとか日本のお客様向けに商品を確保できるように
また、”全員悪女”シリーズを展開するための
必須ボディである以上、我々も必死であります。
すでに、多くのセクシーデザインの新商品を
HOTSTUFFボディ前提で
予定していますから、、、
関節むき出しのクールガールでは
どうしても、セクシーラインの表現に限界があります。

さて、今回は、出発時に大阪の高校修学旅行生と
一緒でした(100人くらいか)
離陸時に、女の子の歓声がすごかったです。
まあ、故宮、101タワーなどへ行くらしく楽しそうでした。
親日の台湾ですので、きっと良い思い出をたくさん
持ち帰ることでしょう。
到着すると、雨上がり。
とにかく、毎日、雨が降る台湾です。
今回は、バスで台北市まで1時間ほどかけて
また、サンルート台北ホテルへ。

商談は、なんと夜。
昼間は、許社長が自らボディ製造にあたっているから
生産に追われて、作業を中断できないからです。
日本と1時間時差があるので、
上海や台湾では、到着日はいつもより
1日が1時間長くなるのですよ。
だから、9時商談なので、実質日本時間で10時。
こいつは、キツイ。

G&Sさんとの商談は翌日2日めの午後でしたから、
昼間は、しかたないので台湾の地場産業センターで
コラボできそうな工場が無いか探したり、
ミニチュア博物館、いわゆる1/12ドールハウスの作家の
作品を集めた博物館ですが、いろいろ技術的な
参考見学をして時間をつぶしました。

夕方また、通り雨があり、台湾は基本的に
一日のうちで、晴れたり、通り雨があったりの繰り返しです。
市内では、便利な地下鉄で移動するのですが、
そこで恐るべき出来事が!

前回もそうでしたが、台湾の地下鉄は日本以上に清潔でキレイ。
ところが、今回その理由がわかりました。
私は、今回、ちょっと風邪気味でのどが
痛かったので、プラットホームで地下鉄を待つ間
ガムを噛み始めました。
さて、電車が来てそのまま乗ると
急に通訳の関さんが
”アナウンスがたいへんなことを言ってますよ!”

”?”

”車内、および地下鉄構内で飲食、ガムを食べたら
 罰金1800台湾ドルだそうです!”

”1万円が今日両替したら3700台湾ドルだったから、、、
ゲッ、5,000円じゃん!!!”

立即でガムを飲み込ましたよ、、、

というわけで、台湾の地下鉄では皆さんも注意してください。

【台湾の地下鉄では、飲食(ガム含む)すると罰金をとられます。】
※帰国後、ネットで調べたら確かに出てる。でも、こんな重要なことを
ほとんどの人、知らないでしょう!もっと、告知すべきですよね。

どおりで、駅がピカピカで美しいはずです。
そういえば、構内にはゴミ箱もないし
もちろん、自動販売機も売店もないです、、、
上海の地下鉄と大違いです。

危機一髪の地下鉄を降りて7時過ぎにホテルに戻り、
待つこと数時間。
やっと、許社長が来たようです。

2011/12/05

●●HOTSTUFF工場訪問⑯ ”全員悪女”のコラボなるか?

”いいですよ!”

そういうと、G&Sさんは気軽に
机の上の作業用PCでご自分のHPを開いて
過去の作品を見せてくれました。

どうやら、信頼してくれたようです。
何のためらいも無く、
逆に熱心に作品を紹介してくれます。

ただ、ちょっと私ごのみというか
ビザールクイーンのテイストに
ちょっとハマラないので
こちらも遠慮なく、もっと過去の作品は
ありませんか?というと

いいですよ、とHDDの中のデータを
5年ほど前までさかのぼって
見せてくれました。
そうすると、
”おお、Rubyがいろいろあるじゃん”と、
全員悪女にはまりそうなキャラが
出てきました。
ひなたなお(愛娘)さんや、cyclonspさんぽい
キャラです。
これなら、なんとかコラボできるんじゃないかなと
希望が見えてきました。

そこで、作業場拝見は終わって
また、バーベルとベンチプレスのある応接間で
いろいろヘッド作成について意見交換をし
台湾のフィギュアについていろいろ
話をきかせてもらいました。

そうこうするうちに、急に外は嵐のような豪雨です!
周りも暗くなってきて、そろそろ時間も来たので
辞することに。
またの再会を約して、夕方5時ごろに台湾最北の地を
あとにしました。

その後、また高速に乗り一時間ほどで台北市に戻り
許社長さんと、来月12月にまた商談しましょうと約束して
ホテルで別れました。

まあ、実務レベルの商談ではなく、
お互いの信頼関係を築くという目的に急遽切り替えて
初めての台湾出張は終わりました。
HOTSTUFFボディが、ほぼハンドメイドに近い商品であること、
全員悪女のリアルヘッドタイプのコラボ相手が見つかりそうなこと、
など、新しいそして予期せぬ人との出会いがありました。

と、まあ、書いている内になんと、もう1ヶ月が過ぎ
はてさて、
明日は、その2回目の商談に台湾に出発する日が
来てしまったのです。

はい、今日は台湾出張前夜なわけです。
もう22時半なので、そろそろ準備をします。
今回の出張では、直接G&Sさんとのコラボの商談と、
あと、
許社長とは、限られた生産キャパの制限のある中、
中国香港ブローカーの大量発注の
合間を縫って、日本のお客様に直接
ビザールクイーンカスタムモデルを定番品として
供給してくれるように交渉するのが最大の目的です。

でも、私にはネ、
彼らからゼッタイに毎月、
ビザールクイーンにボディを供給する約束を
取り付けるための

”秘策があるんですよ~!”

ふふふ、、、
その秘策をもって、明日、出かけるのですよ。
乞うご期待!

あ、次の帰国は8日木曜日ですので
皆さんヨロシクお願いします。
それでは、台湾へ行ってきます!

2011/12/02

●●HOTSTUFF工場訪問⑮ 意外と保守的な台湾にびっくり!

”実はね、、、” 

と、彼らが話し始めた内容は、
ちょっと意外で、驚きました。

台湾というと、戦後、早くから日本同様
民主化されてアメリカナイズされており
電子部品などでは早くからMade in Taiwan
で結構できの良い製品を作る国だなあ、、、
という感じでした。
また、大阪をメジャーにしてくれた
”雨の御堂筋”などをヒットさせた
欧陽菲菲(オウヤンフィフィ)などの台湾歌手のように
なぜか、我々日本人には身近な存在です。

ところが、結構、社会的には
まだまだ保守的だそうで、
フィギュアやドールといったものは
一般に広く認知されていません。
早い話が
まだまだ台湾では、女の子や子供が遊ぶ
着せ替え人形と同じ認識なんです。

ですから、大の男が
”人形を作っています” (それもヌードの女性ボディ!)
”女の子の顔描いてます”
なんてことを言うと、
”ちょっと、あの人おかしいんじゃないか、、、”
と、白い目で見られ
偏見、差別の対象になるそうです。

彼らの話を聞くと、これはかなり深刻なレベルで
Edation社の社長さんは、
看板職人から、今の仕事に転職する際
親戚一同の手前、かなり悩んだそうです。
(まあ、今や大成功なわけですから
一気に名誉回復ですね)
G&Sこと古(グゥ)さんも、
プロとしてこの道で生計をたてる決心だけれども
自分の仕事内容を堂々と言えないという悩みが
台湾独自の保守的な事情としてあるようです。

我々、日本では、そういうことは一般的に無いですね。
よっぽど、変な方向、趣味に偏らない限り、
原型師なんて、絶大な尊敬を集めるし
一般の職人と同様、一種の人形職人なだけです。
これは、以前ブログでも書きましたが、
古来、埴輪に始まりこけし、雛人形、五月人形、
菊人形、果ては藁人形!!といった
愛から憎しみ、呪いにいたるまで
日本人独特の人形文化が我々のDNAの中に
根付いているからでしょう。
まあ、なんといっても髪の毛まで伸びる
姫人形まで存在する国ですからなあ、、、
まさしく、文化の違いを痛感しました。
海外に行けば、日本の良さが初めてわかるという
良い例でしょう。

ですから、フィギュア, ドール世界に関して
まだまだ台湾では、
発展途上国なわけです。
台湾でこれですから
中国(香港は除く)、韓国は更にもっとまだまだ
先のことでしょう。
このため、フィギュアショップなるものも
無いに等しいため、もっぱらネットでの
購入に頼るか、先日お話ししたように
日本、香港に行く人に依頼するのだそうです。

いやあ、お二人とも苦労してるんだなあ、
それでも、
やはり、フィギュアが好きなんだなあ、、、
そう思うと、作業台の横のPCに気づいたので

”あ、そうそう、過去の作品を見せてください!”