2016/04/24

●● Formlabsの3DプリンターForm2はすごい!何でも作れマス!

さて、今月初めに到着したFormlabs社の3DプリンターForm2ですが、
どこまで造型表現できるのかなぁと限界を探るべく、今日まで、ずっとテストを重ねてきました。
プリンターの限界性能を知っておかないと、効果的な3Dモデリングができないからです。
レビューも兼ねて報告します。





毎晩、帰宅すると、3Dモデリングソフトでテスト用の物体を
突貫工事でモデリングし翌日、会社でForm2にデータ入力して3Dプリント作業をさせます。






Form2では、こんな感じで下から上に引き上げられていく感じで造型出力していきます。

ハイヒールのヒールパーツやワイングラスの造型テスト中!

プリント出力が終わるとこれらの形状パーツを3Dプリントヘッドからはがします。




だいたい、Form2のプリント作業を3時間~4時間程度で済むように設計して勤務時間内に
出力結果を確認できるようにしています。






勿論、プリント作業を待っている間は、特に何もする必要がないので、
ビザールクイーンの製品開発作業とか、スタッフの縫製上り具合の確認や修正指示などの日常業務をします。








ネジ込み機能テストも兼ねて、全員悪女シリーズのアスリートマッスルキャラ用に
ウェイトトレーニング用のダンベルセットを自作モデリングしてみました。
ご覧のように実際に、ロックナットとネジを締めこんでロックが機能したのでビックリ!



0.6mmくらいのピッチで出力しても実際にロックネジとして機能しました!Form2ならもっと細かいピッチでもいけるかも。



1/6のダンベルセット一式をテスト出力。全員悪女マッスルウーマン用トレーニングキットです^o^

5Kgのウェイトで5円玉くらい。この程度ならBQのロゴの造型表現も楽勝ですね!

片側5KGx2、10KGx2で合計30KGのへヴィウェイト、未塗装状態ですがロックナットで固定します!

左は、どこまで薄く、また細くできるかワイングラスでテストしたもの。

ヒールパーツの実用強度アップのため、0.2mm太くしたものと比較検証テストしたもの。









一連のテスト作業で感じたのは、Form2の素晴らしさですね。
プリント作業は、タッチパネルで操作できて、出力に失敗したことが無いのが優秀。
付属するドライバソフトも、実にシンプルで使いやすい。






それでいて、細かい配慮がされており、パーツに取り付けるサポート部分も
自動でつけてくれるので、3Dモデリング時に自分で作成する必要がありません。




ただ、ソフトまかせでサポートを付けさせると無駄も多いので、
私は、必ず自分でサポート位置を修正して、できるだけ少なくします。
サポートが多いと、プラモでいえばランナーが多いのと同じで切り離し作業と
バリの後始末が増えるからです。











開閉できるかヒンジ機能のテスト用ガラケー。バッチリOK。これで、1/6携帯も自作できます。

最近、やっと透明レジンが到着したので上記のグレーレジンの注射器を再出力。ピストンは実際に機能します!

注射器内部に液体も入れられますよ。針も実際に装着したのでシリコンボディに刺すことができます。痛ッ!






他社の3Dプリンタは使用したことがないので実体験による比較はできませんが、
3DCG雑誌の特集記事や、デジタルフィギュア造型などの専門MOOK本の情報から比較すると、Form2は、さすがに3世代目の商品なので完成されてると思います。






もちろん、3Dモデリングができないと、何の意味も無い3Dプリンタですが
モデリングさえできれば、何でも作れるなあ、、、と。
検討している人には、Form2を絶対にオススメしますね。




1/6フィギュア趣味用に、楽しいアクセサリーを
これから、どんどんお届けしますので
Bizarre Queen の世界を楽しんでくださいね!