2014/06/25

●● BQカスタムHOTSTUFFボディの最終原型確認にEdation社へ

   先月のブログ(5/18)に書きましたように
私の完成させたデジタル原型データですが
すでにEdation社に送付して、台湾の出力センターの3Dプリンタによる
原型も今月初めに届き、確認していました。

(3Dプリンタの出力ボディの写真撮り忘れたので、ここに掲載デキマセンデシタ、、、)

   ただ、皆さんもご存知のように
現時点での3Dプリンタは、
業務用の何千万円もする高級機でも
積層跡が残っており、そのままでは金型を作れません。

   必ず、後仕上げをして滑らかに研磨する必要があります。
そのため、ずっと、Edation社のオヤジさんに仕上げ加工を依頼しました。
自分でも可能でしたが、やはり、職人気質のオヤジさんなので
一任した方が、スムーズに行くだろうと思ったからです。

   当初、忙しいから7月初めみたいに言われていましたが
今日出来上がったとのことですので、ラッキー!
まあ、職人さんは、気分が乗ると一気に作業してくれますから。
(そのかわり、機嫌を損ねるとテコでも動いてくれませぬ、、、、
 どの業界でも、一緒だから、苦い経験された方も多いのでは? )

   そんなわけで、来週後半に台湾に飛んで
最終シームレスボディ用の原型の出来具合を確認しに行きます。
私の設計どおりに上がってるのかどうか、ちょっと心配です。
久しぶりの台湾なので、また、Edation社のオヤジさんと
GI酒場で飲み倒すかもかも、、、
もう、イイってバ! ダンナ!

2014/06/19

●● いよいよ、ビザールクイーンも中国にコピーされるとは!

   先日、お客様から、とある日本のフィギュア販売ネットショップで
当店のビザールクイーン商品らしきものが販売されているが
本物か?とのお問い合わせがありました。

   さっそく、確認しますと
目を疑いましたね!そのまま、パクられています!!

当店のトップモデルの一人、苦労して撮影した写真を平気でパクルのがC国業者

こちらもダントツNo1のトップモデルだからパクられたのかも?




   いずれも、ダントツ人気のトップモデルさん2人を
無断使用してくれてます。常連の皆様なら一発で気付きますね。

1/6 フィギュア用 萌え萌えセクシーワイルドビキニ だそうです。


きっちりビザールクイーンの登録商標ロゴをカットして
当店のキスマークまでパクッてSexy Figure Lingerie ですか。。。

   さっそく、ショップ運営責任者に状況を説明して
至急、販売を中止するか、商品写真の無断使用をやめるか
対処するよう申し入れました。どうやら、C国の製造業者のようです。
コピー商品を作られるのは防ぎようがないですが、
すくなくとも自分の商品写真を使え!と、ブチ切れますね。

   ネット通販では、写真が購入の決め手なわけですから
誰が見ても、写真のレベルのものが送られてくると思いますわね。
でも、現物が違っても、サンプル写真と現物との違いに
慣らされているフィギュアの世界では、皆さん何とも思わないですか?

   それにしても、尖閣諸島からビザールクイーンまで
安易に他人の物を平気で自分の物にして使うC国人には、
どうしようもないですね。

   個人の方ならまだしも、商売として海外の業者が
このようなことを平気で日本でやるのは、許せませんわ。

   いずれにせよ、商品を何のチェックもせず、
右左で流す、フィギュア輸入販売業者の姿勢も問題がある気がします。

   よく、海外からの輸入品ですから中身を確認しています、、、
なんて、堂々と書いている業者がいますが、
ただ、開けて見ただけでしょ。何を確認してるんだか、、、

中身を検査していますとは、言ってないところがミソですネ。
いいかげんなもんですわ。

   ただ、このC国の業者は、当店以外にも、
多くのヤフオクの有名ドレス作家さんたちの作品と思われる写真まで流用して
大量のコピー商品を販売しているのですが、
残念ながら、作家の皆さんに連絡する手段が無い、、、、

ご本人なら、ご自分の作品かどうか、一発でわかると思うのですが。
どうしたもんかな?


2014/06/12

●● ハイヒール踵パーツの修正がやっと完了!

   HOTSTAFFのBQカスタムボディが完成するや
次は、長年の懸案であるハイヒールに発生した
踵パーツの設計修正に取り掛かりました。

   今年の春先にリリースすべく
プロトタイプまで作業が進んでいたのですが、
量産時の品質レベルで問題があると大変なので、
かなりキツイ耐久力検査をしたところ
ご覧の通り、折れてしまいました。

あえて尋常ではない負荷テストをしたら、、、(涙。)

   まあ、実際こんな異常な力を加えることは無いと思いますが
販売する以上は、やはりできるだけの備えをした設計で
お届けしたいという気持ちがあったからです。
 

斜角と直線とが急激に一点で交わる形状のため、その部分に負荷が集中したことが原因!
    折れた部分の形状をよく検証すると、
ご覧の通り、 ヒールの付け根からヒール先端に向けて
変化する部分が、急激に一点で交わる不自然な形状のため
負荷がそこに集中したようです。
全体のバランスを見ると、確かに形状に無理があるかも。
サイドから見ると、自然な流線形で問題なかったのですが、、、


右が修正後の製品版の踵ヒールパーツ
    結局、1/1スケール換算で正面から見るとヒール先端が
6mmしかないことが判明したので、8mmになるように
1.3mmまで0.2mm程太くして全体を補強しました。
そのうえで、形状を自然に先細りになるように、
特に正面からの形状を修正しました。

右の製品版では、踵の付け根からヒール先端まで自然な流線型状に修正!おお、ビューティホー!

   ただ、この形状修正には予想外に苦労することに。
オリジナル形状のように、急激な形状変化を避けながら
美しいシルエットに拘った6インチピンヒールの
踵パーツにしたいわけですから、これは毎晩、何回もやり直し、、、

  最後は、機能面ではなく、美感の問題なので
これは、ビザールクイーンの6インチピンヒールが
美しい感動を見る人に与えるかどうか!
いわば、ピンヒールに生命を与えるかどうかなのでして、ハイ、
まあ、哲学みたいなもんで、
どうにかこうにかこの1ッヶ月で
完成させヤした、乞うご期待ですぜ、ダンナ!