あれから約2週間というもの、毎日、徹夜で新しいソフトの
習得に全力投入しておりました。ブログも停止してスミマセン、、、
おかげさまで、ほぼ習得したので、いよいよ実戦使用を開始しました。
まずは、以前ご紹介したスパンキースカートを
より過激なスーツにしてやろうとデザインしたまま放棄していたものを、
このソフトで再開することにしました。
それが、コ・レ・だ!
思いついたら、テキトーなメモ紙にラフなスケッチをするのが私のスタイルです。そんでもって、ゴミと間違えて捨ててしまうこともあるマヌケな私、、、 |
見ただけでも、試作に恐ろしい時間がかかりそうなのが
わかりますから、放棄していたわけです。
特に、バストホールが難題です。どうしたら最適な穴のサイズを
見つけることができるか?
こんなモン、試行錯誤してみないとわかりませんよ!
実際、その過程をやりぬいたスパンキースカートの実例からご覧いただきましょう。
まずは、ホットスタッフのボディを思い浮かべてください。
このヒップに、どうしたら美しいホールの形状とサイズを
開けることが出来るでしょうね。
想像できますか?
このヒップ形状にあった穴あきスカートはどんな感じ? |
”無理、、、。”
ハイ、私もそうです。まったく思い浮かびません。
まず、サイズがわかりません。サイズがわからないから
必要な穴の個数もわからない。
どうしたら、良いデザインのスパンキースカート(穴あきスカート)が
できるでしょうか、、、、
ハイ、根性によるアナログ手法ですねッ!
そんな根性のアナログ手法による、開発現場が
コ・レ・だ!
まずは、わからないまま、試行錯誤の根性作戦スタート! |
クラシコスカートの検査落ちのB品を使って
アタリ用のラフスケッチを書きます。(①ですね。)
このまま、ホットスタッフに履かせてみてヒップの
どのへんに穴がくるか、サイズはどうか等を
おおまかに確認します。
その結果、4つでは少ない気がしたので、5個に増やして(②ですよ~)
一度、そのまま穴空き状態で裁断したものを縫って
着せてみます。ここで、欲がでて、よりハードコアな感じをと、
6個に増やしたのが③ですが、これが大失敗!裏目にでます。
調子ブッコいて6個も穴を開けた④。縫製不能でガタガタの縫い目!トホホ、、、 |
(こんなもん作ったのは、どこのどいつだ~いッ、、、ワタシだよッ!)
6個も穴をあけると、R部分がキツくなり美しいカーブ形状で縫製できません、、、ToT
しかたないので、実用的な面を考慮して美しく縫製できる
バランスのとれたデザインを優先するために4個になりました。⑤ですね。
ここまで、到達するのに、すでに4つ試作しています。
ようやく、カタチになってきて、穴の形状、個数もだいたいOKですね。 |
次に、一個ベルトを取り付けて、装着テストをしてみますと
かなりの力でスカートに負荷がかかることが判明。前身頃と
後ろ身頃をどこで縫い合わせるかが問題に。
パーティングラインの入る体側線では、縫い目が
切れそうになりますねぇ、、、しかたないので、また
現物にラフスケッチを描いてチェックしてみます。
それが、コ・レ・だ!
今の段階では、ベルト部分をどうデザインするか未定のためラフイメージを描きこんで思案しているところ、、、縫い合わせラインの位置も現物に着せてみて、描き込んでいきます、、、 |
この時点では、ラフスケッチを描くだけでいいですが、
このあと、そのスケッチに沿った実物の!試作品を何種類も
縫製して作らなければなりませんからねぇ、、、
実物の試作以外に目に見える形で表現できる手段が無い以上、
根性のアナログ手法で頑張るしかないわけですが、すんごい時間と労力が
かかるわけです、、、
そこで、いよいよ、3次元のパターン作成ソフトの出番と
いうわけですぜ、ダンナ!
正確なボディ(オイラが3ヶ月がかりでデジタル化した涙モノです、ハイ。)に
直接描き込むことで、いろいろなデザインを実サンプル同様に
イメージ確認できるわけで、一足飛びにアナログ手法の5番あたりの
試作段階へジャンプできるわけです、、、ゥゥゥ、、、ウレシイ!
おまけに、確定したデザインは即座に裁断パターンとして
平面データにしてくれるので、そのままレーザーで裁断、縫製作業に
入れるわけですね。 スカートでは、あと残ったベルト部分だけを
CGで作りますが、スパンキースカート・スーツの上のアイテムである
スパンキーコルセットでは、100%フルCGで実戦使用開始しますよ~!
その過程が次回ご覧いただけますので、お楽しみに!