2013/02/10

●● 驚きのこれがフツーの中国麻雀かッ!?

さて、ホテルを出て通りをブラブラ歩きだすと、
下町っぽい、気軽な上海の休日風景を
見ることが出来ます。

たまたま、ホテルのある通りは、
上海屈指の楽器通りで
胡弓からクラシックピアノ、はては
金管楽器にドラム、ベース、エレキギターまで
あらゆるジャンルの楽器ショップが
それぞれ専門店として
ずらりと並んでいる通りなのです。

ここからは、外人さんに超人気のウェスティンホテルが
見えてきます。1泊最低2万円くらいですか、
とにかく、予約できないくらいの有名ホテルです。


中央が西洋人御用達の超人気ホテルのウェスティン。バラの花びらのような屋根が有名です。


さて、この通りを過ぎて大きな交差点にくると
地下鉄の駅があったり、交通量が激しくなってきます。
ここまで来ると、高速道路から遠くかすかに見えていた
浦東地区の高層ビル群がはっきり見えてきます。



このまま、まっすぐ高層ビルのほうへ歩いていくと、
上海の観光コースの定番である
豫園の近くにやってきます。

すると、
何やら人だかりが、、、



歩道も私物化?布団や洗濯物を干すのもアタリマエ。観光名所の豫園付近でも、上海の一般生活の光景です。



また、いつもの中国将棋かと思いきや
麻雀でした。
長年、中国へ来ていますが
意外と麻雀を見たことが無いので
これは、面白いと覗いて見ました。

白昼に堂々と死闘を繰り広げる上海麻雀の最強メンツ

しばらく見ていると、あれ、、、
おかしなことに気付きました。

そう、捨てた牌が中央に山積みになってる!
と、いうことは、、、
ソウなんです!
誰がどの牌を捨てたか、過去の捨て牌の流れがわからんのです。
筋も読めないから相手の手の内もわからない。


したがって、リーチも、チー、ポン、カンも無い!?

つまり、何でもいいから、あがれば勝ち。
どうやら、役作りにはこだわらなくてもいいようですね。
唯一、まあ、どの牌が残り少ないかは
場を見ればわかりますが、
いずれにせよ、アタルかどうか全員平等に
わからんわけですから、バクチ性は高いですね。

我々日本人の麻雀は民族性が出て
キッチリ積んで、並べるという
まさしく、管理の行き届いた麻雀をしますねえ。(苦笑)
一方、それに対して、中国人の麻雀は
そのまンま、彼らの民族性がでていて
ルール無用のハチャメチャ麻雀。
何でもアリ~の中国社会を象徴していますわ、ホント!


トランプカードが点棒のかわり。おそらく、一枚が1000円に該当するレートのようですね。


結局、この勝負では、ご覧のように
ダマテンの禿げゾーが 234筒、789筒、9萬アタマ、234索で
ちょっと見えづらいですが、左端が7索、5索とあり
6索のカンチャン待ちでテンばっていたところへ
対面のテキ屋の小鉄が
ズドンと6索を放銃して勝負ありました。
もちろん、”ロンッ!”なんて言いませんでしたよ!
ニタッと笑って、ぱたっと牌を倒すだけでした、、

点棒のかわりにトランプカードを使っているようです。
レートは、恐らく、1枚が100元札(日本の千円札の価値に相当)
と思われます。
もしくは、
彼らの庶民水準でいけば、その下の10元札(日本の100円くらい)かも、、、
後日、会社のスタッフに聞いたら
まあ、日本のようにキッチリ前に並べていく場合もあるが
たいていは、めんどくさいので、一般人の麻雀はごちゃ混ぜになるそうデス。

まあ、そんな庶民の姿を見ながら、
豫園に入るとしましょう、、、