下町っぽい、気軽な上海の休日風景を
見ることが出来ます。
たまたま、ホテルのある通りは、
上海屈指の楽器通りで
胡弓からクラシックピアノ、はては
金管楽器にドラム、ベース、エレキギターまで
あらゆるジャンルの楽器ショップが
それぞれ専門店として
ずらりと並んでいる通りなのです。
ここからは、外人さんに超人気のウェスティンホテルが
見えてきます。1泊最低2万円くらいですか、
とにかく、予約できないくらいの有名ホテルです。
中央が西洋人御用達の超人気ホテルのウェスティン。バラの花びらのような屋根が有名です。 |
さて、この通りを過ぎて大きな交差点にくると
地下鉄の駅があったり、交通量が激しくなってきます。
ここまで来ると、高速道路から遠くかすかに見えていた
浦東地区の高層ビル群がはっきり見えてきます。
このまま、まっすぐ高層ビルのほうへ歩いていくと、
上海の観光コースの定番である
豫園の近くにやってきます。
すると、
何やら人だかりが、、、
歩道も私物化?布団や洗濯物を干すのもアタリマエ。観光名所の豫園付近でも、上海の一般生活の光景です。 |
また、いつもの中国将棋かと思いきや
麻雀でした。
長年、中国へ来ていますが
意外と麻雀を見たことが無いので
これは、面白いと覗いて見ました。
白昼に堂々と死闘を繰り広げる上海麻雀の最強メンツ |
しばらく見ていると、あれ、、、
おかしなことに気付きました。
そう、捨てた牌が中央に山積みになってる!
と、いうことは、、、
ソウなんです!
誰がどの牌を捨てたか、過去の捨て牌の流れがわからんのです。
筋も読めないから相手の手の内もわからない。
したがって、リーチも、チー、ポン、カンも無い!?
つまり、何でもいいから、あがれば勝ち。
どうやら、役作りにはこだわらなくてもいいようですね。
唯一、まあ、どの牌が残り少ないかは
場を見ればわかりますが、
いずれにせよ、アタルかどうか全員平等に
わからんわけですから、バクチ性は高いですね。
我々日本人の麻雀は民族性が出て
キッチリ積んで、並べるという
まさしく、管理の行き届いた麻雀をしますねえ。(苦笑)
一方、それに対して、中国人の麻雀は
そのまンま、彼らの民族性がでていて
ルール無用のハチャメチャ麻雀。
何でもアリ~の中国社会を象徴していますわ、ホント!
トランプカードが点棒のかわり。おそらく、一枚が1000円に該当するレートのようですね。 |
結局、この勝負では、ご覧のように
ダマテンの禿げゾーが 234筒、789筒、9萬アタマ、234索で
ちょっと見えづらいですが、左端が7索、5索とあり
6索のカンチャン待ちでテンばっていたところへ
対面のテキ屋の小鉄が
ズドンと6索を放銃して勝負ありました。
もちろん、”ロンッ!”なんて言いませんでしたよ!
ニタッと笑って、ぱたっと牌を倒すだけでした、、
点棒のかわりにトランプカードを使っているようです。
レートは、恐らく、1枚が100元札(日本の千円札の価値に相当)
と思われます。
もしくは、
彼らの庶民水準でいけば、その下の10元札(日本の100円くらい)かも、、、
後日、会社のスタッフに聞いたら
まあ、日本のようにキッチリ前に並べていく場合もあるが
たいていは、めんどくさいので、一般人の麻雀はごちゃ混ぜになるそうデス。
まあ、そんな庶民の姿を見ながら、
豫園に入るとしましょう、、、