2012/11/03

●● 突然ですが、明日から上海へ。国際皮革展示会へ行きます。

えー、突然ですが、明日から上海へ行くことになりました。

来週、広州でLineaPelle国際皮革展示会があるので
そこへ行くためです。

先日、デュプイやアノネイなどの有名なヨーロッパレザーを
なんとか、購入できたのですが、
最終的には、自分の希望する質感の商品ではなかったので
満足できませんでした。

ところが、有名なリニアペレ国際皮革展示会が
なんと、来週、中国の広州で開催されることを知り
ラッキー!これは、ぜひとも行かねばとなった次第。

実は、このリニアペレ国際皮革展示会と言うのは、
通常、一年に2回、イタリアとフランスでしか開催されないそうです。
ヨーロッパの有名レザーメーカー(タンナーといいます)が
一堂に集まって、多種多様なレザーを見ることができるのです!

でも、いくらなんでも、そのために、イタリアへ行くのも
ちょっと大変だなあ、、、通訳もいるし。
というわけで、あきらめていたら、
まさか、慣れた中国で開催されるとは!
まあ、それだけ、世界の工場が集まっているのが中国ですから
どの業界も、中国を中心に展示会を開催するのは
仕方ないことでしょう。
ホントは、日本でやってくれたら一番良いのですが、、、

どんな素敵なレザーと出会えるかな、、、と
今からとても楽しみです。
希望する質感の実物サンプルも用意したので
なんとしても、
私の中にあるイメージ通りのレザー、、、

1/6ハイヒール、ブーツにドンピシャの品質のレザーを
探してきますよ!!
有名なイタリア、フランスの各メーカーが出展しているので
素敵なレザーが見つかれば、買い付けができます。
そうすれば、今後、ずっと継続して買うことができますから
安心して、ビザールクイーンの商品開発に
使うことができます!

今回の展示会には、
上海には、5年前に設立した子会社があるので
そこのスタッフと一緒に行きます。

台湾のEdation社に行くときは、大阪本社にいる
関さんと一緒に、直接、関空→台湾のコースですが、
今回は、今年の1月に行ったきり、
久しぶりの上海事務所なので、来週前半は上海で
仕事します。
その後、彼女たちと一緒に広州へ移動して
展示会に行きます。

ただ、皆さん、ご存知のように、現在、日中関係は
尖閣問題で緊張関係にありますので、
今の上海はどうかな~と、いう感じです。

実は、以前、2005年ごろでしたか、小泉首相のときに起こった
反日デモのときは運命でしょうか、奇しくも
当日、上海に到着して、それもまた、
なんと、日本領事館の横のホテルだったので
まさしく、反日デモの中に突入、実体験しました。

空港までは、平常どおりでしたがデモの中心に向かうと
異様にデモ学生の群集がおり、
ホテルに着くまで、その群集を掻き分けてタクシーが進みます。
運ちゃんはビビッてしまい、早く日本人の私を
降ろしてバイバイしたそう、、、

もちろん、私自身は当日、デモがあるなんて知りませんから。
このホテルに予約したわけです。
チェックインしたら、さっそくスーツからGパンに着替えて
デモを見に行きました。今から思えば、危険丸出し!

日本領事館にどんどん、ペットボトルやペンキ缶を投げつけています。
報道されたテレビどおりの光景を私は、リアルタイムで目の前で見ました。

でも、テレビでは、あの熱気は伝わりません。
わかりやすく言えば、ロックコンサートなどに行くと
群衆の熱気、あの雰囲気は、一種の集団心理が働きますが
テレビや、DVDなどを見ているだけでは感じることができないですね。
あのときは、殺気立っており、日本語なんかしゃべれば
一発でボコボコにされる危険を、肌で感じました。

実際、デモの真ん中に日本人として居たときは
やはり、俺は日本人なんだ、外国に行って自分を守ってくれるのは
やはり、日の丸の国旗しかないんだと痛感しました。
日本に引っ込んでいて、君が代、日の丸がどうのこうのという人は、
実際に、海外に出てこのような場に置かれたときに、
どんなに、日の丸が頼りに感じるか、わかるでしょう。

その夜、部屋から見ていると、高速下の6車線くらいある通りに
ずらりと、何十台ものバスが並んでデモ学生を収容して撤収しました。
上海の中心には、大阪環状線、東京首都高速みたいに、
デカイ延安高速が走っています。その高速沿いに上海日本領事館があります。
このあたりは、日系企業、駐在居住者の多い日本ムラでもあります。

何十台ものバスを見ながら、
ああ、そういうことか、、、と、わかりました。

つまり、地方から学生を集めてデモ活動させていたわけです。
実際の、上海市民はそれを眺めていただけ、、、
深夜遅くまで、近所の日本料理屋が集まっている一角は
破壊された後片付けをしていましたね。

今回、まったく同じことがまた起こったわけです。
結局、今回も私が経験したときのように
それも、より過激になって。

自分たちの権益を守るために、国内の不満を日本に向けるために
国民にウソを教え込んで洗脳する中国共産党は大嫌いです。
本当に民主化されたら、良い国になると思うのですが
それは、いったい、いつになることやら、、、

まあ、ちょっぴり複雑な気持ちで、今回は出発ですが、
素敵なヨーロピアンレザーと出会えることを期待して!

行ってきますぜ、ダンナ!