デジタルモデルデータを、いよいよ今週明けに切削開始しました。
まずは、CAM切削機の物理的限界から
6cmの円柱ABS樹脂を用意しました。
ホントは、8cmあればホットスタッフのボディ横幅を全て
削りだせたのですが、残念ながら機械の制約があるため
3DCGでモデリングするときに、完成データが
6cmの幅に収まるように、肩口から切り落としています。
直径が6cm高さが15cmのABS樹脂の円柱。これを削ります。 |
前準備として、直径が6cmもあるABS樹脂を15cmの長さに切る必要があります。
これを、手ノコで切ると、さすがに死なせてくれマスから、
プロクソンのバンドソーで切るのですが、これもどちらかというと
ホビーツール系の電動工具なので限界ギリギリ。
一発では、なかなか切れません。ヒヤヒヤしながら5分くらいかけて切断しました。
その後、芯だしをする工具で中心点をケガいて、
回転軸にとりつけます。
先日のSRPPlayerという、ローランドの最新切削ドラバソフトに
切削データをセットして、いよいよ昼前に荒削りスタートです。
推定完成時間は10時間と出たので、作業の目安になり便利です。
6mmのラジアススクエア刃を使って荒削りスタート。大きな切削音で始まります。 |
4時間ほど経過して、ほぼ終わりかけの状態です。 |
荒削りが終了した状態です。等高線状に荒削り切削が行なわれたようです。 ソフトは、ここでいったん停止して、ソフトの画面上に、仕上げ用の切削ツール刃に 交換するよう指示がでます。 |
R1.0つまり直径2mmの仕上げ用ツール刃に交換して横1ラインずつ 360度にわたって静かに削っていきます。 削った後は、ご覧のとおり、スベスベになります。 |
翌日の朝、出社したらこのようにできあがって自動停止していました。 夜中に削ってくれたわけですね。 仕上げ加工が終わった直後の状態です。 |
ハイ、左が3DCG上での仮想データ、右が現実空間での物体。 データどおりに出来上がりました。 苦労してデジタルモデリングして作っただけに、チョイ、感動! |
午後3時ごろに荒削りが完了しました。
約4時間でした。これから、あと6時間ほどかけて仕上げ切削です。
さすがに、これは、お付き合いできないので
CAM君、あとヨロシク~、です。
翌朝、出社して見に行くと、停電やトラブルも無く
無事、切削が完了したようです。
丸2日かけて、作り上げた労作?のボディデータだけに
手に触れる物体として、現実空間に現れると
チョイ、感動します!
これで、いよいよ、お待ちかね!
クラシックなブラを製作できるようになったので
楽しみにしていてくだせぇよ、ダンナ!