2012/10/20

●● ブラジャー開発用冶具が完成!

先週の土日2日かけて作ったホットスタッフボディの
デジタルモデルデータを、いよいよ今週明けに切削開始しました。

まずは、CAM切削機の物理的限界から
6cmの円柱ABS樹脂を用意しました。
ホントは、8cmあればホットスタッフのボディ横幅を全て
削りだせたのですが、残念ながら機械の制約があるため
3DCGでモデリングするときに、完成データが
6cmの幅に収まるように、肩口から切り落としています。

直径が6cm高さが15cmのABS樹脂の円柱。これを削ります。

前準備として、直径が6cmもあるABS樹脂を15cmの長さに切る必要があります。
これを、手ノコで切ると、さすがに死なせてくれマスから、
プロクソンのバンドソーで切るのですが、これもどちらかというと
ホビーツール系の電動工具なので限界ギリギリ。
一発では、なかなか切れません。ヒヤヒヤしながら5分くらいかけて切断しました。

その後、芯だしをする工具で中心点をケガいて、
回転軸にとりつけます。
先日のSRPPlayerという、ローランドの最新切削ドラバソフトに
切削データをセットして、いよいよ昼前に荒削りスタートです。
推定完成時間は10時間と出たので、作業の目安になり便利です。


6mmのラジアススクエア刃を使って荒削りスタート。大きな切削音で始まります。

4時間ほど経過して、ほぼ終わりかけの状態です。

荒削りが終了した状態です。等高線状に荒削り切削が行なわれたようです。
ソフトは、ここでいったん停止して、ソフトの画面上に、仕上げ用の切削ツール刃に
交換するよう指示がでます。

R1.0つまり直径2mmの仕上げ用ツール刃に交換して横1ラインずつ
360度にわたって静かに削っていきます。
削った後は、ご覧のとおり、スベスベになります。

翌日の朝、出社したらこのようにできあがって自動停止していました。
夜中に削ってくれたわけですね。
仕上げ加工が終わった直後の状態です。

ハイ、左が3DCG上での仮想データ、右が現実空間での物体。
データどおりに出来上がりました。
苦労してデジタルモデリングして作っただけに、チョイ、感動!

午後3時ごろに荒削りが完了しました。
約4時間でした。これから、あと6時間ほどかけて仕上げ切削です。
さすがに、これは、お付き合いできないので
CAM君、あとヨロシク~、です。

翌朝、出社して見に行くと、停電やトラブルも無く
無事、切削が完了したようです。
丸2日かけて、作り上げた労作?のボディデータだけに
手に触れる物体として、現実空間に現れると
チョイ、感動します!

これで、いよいよ、お待ちかね!
クラシックなブラを製作できるようになったので
楽しみにしていてくだせぇよ、ダンナ!