ハイヒールの量産化にまた戻ったのですが、
ここで、う~ん、またもや予想外の難関に直面です。
従来のハイヒールは、クールガール用に作ってきたので
ボディの重量がABS樹脂で軽いため
ハイヒールの踵ヒールパーツは接着剤で十分な強度がありました。
ところが、ホットスタッフボディでは、
一気に重量が増え重くなりました。
そのため、あの1mmしかないピンヒールで支えるために
いろいろ検証した結果、1/1リアル世界同様、
ヒールにスパイクを打ち込んで補強する必要があるとわかりました。
早い話が接着剤だけでは、ヒールが取れてしまう危険があるのです。
そこで、問題になってきたのが、
スパイクを打ち込む穴をどうするかです。
いままでは、試作だったので、要はワンオフ程度の製作数でした。
だから、テキトーな方法で良かったのですが、
ある程度、量産するとなると、
正確な位置に正確なサイズ、形状で穴を開ける必要があります!
当初は、パーツをCAMで削りだした後、
精密なフライスドリルで開ければいいやと、
楽観していましたが、やってみると
毎回、ヒールをどうしたら、正確に位置決めして固定できるか
冶具も含めて考えましたが、名案浮かばず。
誤差は最低でも0.5mm以下に抑えないと
できあがったハイヒールのヒールが左右でズレて全く美しくない!
どうも、この方法は無理なようです、、、
完全に、お手上げになりました。
結局、試行錯誤した結果、
もう一度ハイヒールのヒールパーツをモデリングしなおして、
3DCGのモデルの段階でこのスパイク用の穴を作り
CAMで切削するしかないという結論になりました。
これなら、パーツに穴を開けた状態で切削するわけですから
位置や形状は完璧です。
ただ、問題は、うまく切削できるようにCAM用に設計できるかどうかです。
今までの設計では、ヒールを横に寝かせた状態にして並べて
単純に上面と、下面の両面切削でした。
しかし、今度は、ハイヒールの靴底の踵に接する部分に
スパイク用の穴を開ける必要がありますから、
今度は、横に寝かせるのではなく、
立てた状態で設計し、少なくとも、天(上面)と、左右両側面の3面から
切削しなければなりません。
そうすると、保持するサポート(プラモで言うランナー、ゲートのこと)を
どうつけるか、、、
とりあえず、この土日を使って、ヒールのモデル形状を
今現在、作り直しているところです、、、ToT
まず、新しいヒールの原型ができてから
いよいよ、CAM用のデータ設計用に加工修正となるわけですが、
ちょっと、これまた、時間がかかりそうですねぇ、、、