集中して開発を続け、
やっと!!
出来上がった、イケてるハイヒールが、
コ・レ・ダ!!
実に、試作20号めで、やっと、パターンが見つかり
エッジの効いた、エレガントでセクシーな
ハイヒールになりました、、、
こちらは、前回のブログ写真5号との比較。シルエットの違いがハッキリ! |
前回のブログの写真で、
いったいどこが問題あるの?
と、思われた方も多かったでしょうが、
比較写真をご覧いただけば
一目瞭然ですね。
ハイヒールを作るのは簡単ですが、
美しくてエレガントなハイヒールを作るのは
デザインセンスが問われるので、ホントに難しいです、、、
24日時点の試作5号では、
すでに、頭の中にこの20号のイメージがはっきり
浮かんでいたのです。
ただ、
それを実現化するための具体的な
裁断パターンを見つけるまでが大変!
約2週間、試行錯誤を続け、奮闘努力したわけです。
その、軌跡が
コ・レ・ダ!!
試作1号から18号まで! |
特に、甲からサイドにかけての
シャープなエッジラインを見つけるために
1mmきざみで修正、試作の繰り返しでした。
最終的には、尖ったヒールの先につながる
ラインをエレガントにするために、全体に
絞り込んで、さらに1mmだけ延長しました。
ところが、このために靴底のパーツの型も
当然、修正するハメに!
だから、上記の写真では、靴底が1mmほど
足らないでしょ!つま先だけが飛び出してるのが
お分かりいただけるでしょう。
靴底パーツの修正出来しだい、
ピッタリあった美しいエレガントなハイヒールに
なるでしょう。
こんなセクシーな1/6ハイヒールに踏まれたい、、、
なァ~んて、考えちゃダメですぜ、ダンナ!
加えて、もうひとつの苦労が
踵の処理。
6インチのハイヒールの場合、
どうしても踵で、縫合しなければなりませんが
厚いカーフレザーをどう縫製処理するか
ホントに試行錯誤しましたね。
単純に縫い合わせると、レザーが
2重、3重に重なるので、ごわついて
ホットスタッフの踵が入りません。
何度も投げ出しては、気を取り直して
新しい縫製方法を試すうちに、
結局、18号まで試作していました、、、
現在の20号では、やっと
解決方法を見つけ実用化のメドがつきました。
答えは、まったく予想もしなかった単純な製作方法でした、、、トホホ。
そうして、縫製の各問題点が片付いたので
今、やっていることは、ハイヒールの
各パーツの素材選択です。
当初、1/1世界同様のパーツ素材を使うつもりだったのですが、
実際にやってみると、素材によっては
1/6スケールに似合わないものがあります。
1/1での皮革の肌理が粗いために、
そのまま、1/6スケールのハイヒールに使用すると
違和感がでるのです。
まあ、アタリマエなわけですが、、、
そこで、このパーツ素材は1/6に縮小したとき、
こういう感じになるだろうと、
見た目が自然になるような、感じの似た皮革素材を
探しているのです。
プロの靴職人さんの世界では、
たくさんのパーツを使われますが、
1/6ハイヒールでは、
甲表革、内貼り革、中敷、金箔用ロゴ用の上敷、
底ソールの5種類が最低必要と思います。
甲表革は、イタリア、ドイツ、フランスなどの
ロイヤルカーフでキマリですが、
他のパーツについては、見た目が
それらしくなるように、近いレザーを探さなければ
なりません。
ラムレザーは、すでに研究したので
だいたい、知り尽くしていますが、
カーフレザーなど、牛革の世界は、
種類が実に多いので大変です。
上品なロイヤルカーフの表革素材に合うような
バランスの取れたレザーを組み合わせないと
いけませんから、う~ん、
来週は、各種レザー素材をいろいろ組み合わせた試作品を
作る必要がありますね、、、
あと、試作25号くらいは、
軽くいきそうですが、、、
なんとか、今月、発売できるように頑張ります!