2012/07/01

●●ホットスタッフボディ用のビキニの開発過程とは?

昨夜から、受注販売を開始しましたが
予想以上のご注文を戴きまして、ホントに有難うございます。

   開発での苦労もいっぺんに吹き飛んでしまうくらい
うれしいです。
そして、もう一方で、ホットスタッフボディを
お持ちの多くのお客さまが、ホットスタッフボディ専用の
ウェアが無いことにお困りなんだなあ、と (あ、私も実はそうデスガ ^o^)
実感した次第です、、、

  今回、本気でホットスタッフボディ専用に
ウェアのカットパターンを描き起こしたのですが
案の定、苦戦しました。1/1でも、1/6でも同じなんでしょうが
一度、基本パターンを見つければ、それを基に
いろいろなデザインのバリエーションを作成できるので
かなり、時間的に早くなり、楽になります。

  クールガールでは、長年の開発ノウハウがありましたから
今、もし何か作るとしてもそれほど、時間はかからないでしょう。

  でも、ホットスタッフボディに関しては、
現時点で、まったくゼロからスタートですので
手探りの状態で、基本的なウェアのカットパターンを
探していかなければなりません。

  とりあえずは、クールガールの既存ウェアで
使えそうなものを探して、それを基に修正して
試作1号を作り、そこからあーでもない、
こーでもない、とお決まりの試作地獄にハマッていくのです、、、ToT

  今回のホットスタッフボディウェア第1弾のビキニ。
いちばん基本のアイテムなので、永遠の美として人気のある
三角ビキニと、トレンディなローライズビキニに絞りました。

  商品ページの両者の比較画像をご覧いただくと
まあ、フロントは明らかに違うので、わかりやすいですが
バックはヒップの割れめが見えるかどうかの違いだけと
思われたことでしょう。



  しか~し!
実は、両者のデザインに最適なバックのカットラインを見つけるのに、
予想以上に苦戦したのです。両者の寸法差は約5mmほどで
ヒップの谷間が見えるか、どうかが決まるのですが、問題は、
高さが変わることによって、
ぴったり沿うカットラインもヒップの曲線に沿って、変わってしまうんです。
単純に、デルタのパターンを5mmカットすれば良いというもんじゃ
無いんですねェ、、、

  おまけに、ローライズになるとデザイン上、横幅のサイズが
デルタよりも小ぶりの三角形になるので、短いでしょう?
そうすると、ゴムの長さも変わり、引っ張る力の方向も変わるため
全然別の、カットパターンになるのです。伸縮性のある生地ですと
どうにでも生地で、ごまかせるのですが、レザーの場合
布帛同様ごまかせません、、、

  じゃ、どうするか?
ハイ、作って着せては、ライン修正、ンでもってまた縫って着せては
ライン修正の、試行錯誤しかないんですねえ!
ホントに、
”根性ーっ、根性じゃあ!”と、叫びながら試作の山を築くしかないんです、ToT

  唯一、報われるのは最適な最終カットラインを見つけた試作を
作った時のみ!

  そこに、至るまでの長い道のりが
コ・レ・ダ、、、

最適なカットラインを見つけるまでのボツった試作の山。それぞれに、フィードバックのために、タグをつけて修正すべき点を記録します。右は度重なる試着で真っ黒に汚れたホットスタッフボディ!
でも、洗えばピカピカにもどりますよ~ ^o^

  まだ、ホットスタッフボディのウェアは、開発が始まったばかり。
これから、まず、クールガール、TBL/Phicen系とは、
明らかに異なるウェストサイズを持つホットスタッフボディにとって
重要なコルセットの基本パターンも見つけなくてはなりません。
長い道のりですが、頑張ります!