2012/06/03

●● 3回目の台湾出張 その② GIバーで商談!

”Edation社の社長さんが来られました!”


と、部屋に電話が入ったのでフロントへ。


”你好! 好久不見, 你好嗎?"
”ニーハオ、ハオチュープーチェン、ニーハオマ?”
と、ツルツルと中国語で挨拶します。
(いやなに、ペラペラなわけじゃなくて、、、
 過去何度も言ったので、イヤでも自然に覚えたデス)


”まいど!久しぶりやん、どないでっか?” (大阪弁の訳)
”こんにちは!お久しぶりです。お元気ですか?” (共通語)
ですかね。


お互い、黒のポロシャツでラフな格好です。
間違ってもスーツなんか着ないですよ。
それにしても、時間厳守です。
これは、驚異的。長年、中国で時間のルーズさに
閉口したから、台湾はちがうなあと実感します。


さっそく、前回同様、GIバーの集まっている
路地へ3人で歩き出しました。
さいわい、雨は止んでいます。


かつて、台北市内にアメリカの駐留軍がいたせいで
いまでも、そのときのバーがたくさん残っています。
ダンサーなどのいる、派手なところもありますが
商談できないので、ビリヤードがある、
もうすこし、静かそうな店に入りました。


ほんとは、昼間に商談を終えて
夜は、仕事抜きで歓談するのが私の流儀なんです。
これは、日本でも同じです。
基本的に、仕事と遊び(オフ)ははっきり区別して
それぞれ100%フルで集中する。
それが正しいと思います。


ただ、海外では、通用しないので
というか、特に中国では、
酒が入らないとスムーズに事が運ばない場合
(特に、役所や共産党相手のときは)が多いので、
仕方ないですね。


さて、さいわいEdation社の社長さんは
それほど、酒好きでもなく、ビール党なので
助かりました。ビールなら、飲んでもすぐ醒めるので
クールに商談できます。
お互い、もう大人で、イッキ飲みもしないし
自然のペースで飲めたから、ほとんど
平静でした。そこで、この日は
すべて、生ビールの大ジョッキのみとなりました。




ただ、問題はですね、
あて、つまみが多いこと。
と、言うか、正確に言うと料理じゃん!
こちらのGIバーでは、店の中に厨房なんかないので
結局、どうするかと言うとですね、
オーダーした料理を、
どうやら近所の屋台に電話して作らせてるらしい。


ほんでもって、
ママが取りに行って、そのまま席まで
持ってくるのです。
それも、屋台の紙パックに入ったままでね!
まあ、皿に移し変えるのも無駄だし、
省エネかな、、、と変に納得するのですが、
これが、またすげー量の、品数になる。


なんせ、つまみじゃありませんよ!
本気の晩御飯のおかずですよ~!
無いのは、ご飯だけか~!
現地の野菜炒め(チンゲンサイ)が山盛やら
車えび大のえびのフライが山盛りなど、、、
あの、、、
オイラはまだ、さっきまで、夜市で死ぬほど食ってきて
まだ、胃から下がりきってないんデスが、、、


これらに囲まれて、生ビール大ジョッキで
スタートです。 (トホホ、、、早く帰りて~)
基本的に、雑談して、
商談になって、また、雑談して、
商談になっての繰り返し、、、
そのうち、ノッテきたのかな?
社長さん饒舌になってきた!(オイ、オイ ^0^)


どうやら、普段,型にシリコンを流して
ひたすら生産に追われているので
会社と自宅の往復だけの毎日のようです。
このため、話す機会が少ないのでしょう。
まだ、43歳くらいだとのことですから
私よりも10歳以上も若いです。


そのうち、22時くらいになってくると
50~の外人オヤジで一人で飲みに来る客が
増えてきました。あと、ホステスをつれた
中国人らしいグループがビリヤードをしながら飲んでます。


この店は入り口すぐが、一般的なカウンター席で、
奥がテーブル席10席くらいですか。
その最奥がビリヤード台が1台。


通常、店内のBGMはそれなりに鳴りますが、
基本、外人バーなので客は結構静かに飲んでる人が多い。
ただ、例の中国人のグループだけが余りに騒ぐので
Edation社の社長がキレたらしく、
カウンターよりの席に移ろうと言い出しました。
(何度も言いますが、台湾人は中国人が嫌いなんです)


これを機会に、例のあて、つまみも総入れ替え!
( トホホ、、、もう、いいってバ T0T)
台湾人のネイティブ二人はますます元気になってきた。
夜型の民族だなあ、、、と実感しましたね。ホント。


カウンターにいる、ホステスさんに
社長がつまみのオーダーをするために呼ぶのですが
外人客とツーショットで、まったく反応しない。
どうやら、フィリピン系の顔つきなので
中国語があまりよくわからないようです。
結局、ママが来てオーダーを受けてくれたのですが
このフィリピン嬢は、観察してると、
外人の一人客ばかり相手にして
結構、マメにあっち行ったり、こっち行ったりして
それぞれの外人と盛り上げて飲ませています。
いつのまにやら、一人にはワインボトルまで!
注文させてグラスでツーショットしてますよ~。


どうやら、社長さん、この子が気に入ったらしく
ウチの関さんに彼女を呼ばせたみたい。
そんでもって、3人でなにやら、いろいろ話し出した。
良く見ると、南米系のフィリピン人ぽい、、、
ロングの茶髪のカーリーヘアで
とても笑顔の素敵な超美人で、27,8歳てとこか、、、
あきらかに、台湾人ではありません。


そのうち、また外人さんの方に行っちゃったのですが、
何を話してたのか聞くと
母親がフィリピン人で、父親がスペインとメキシコの混血とか。
離婚して子供が二人いて、母親に預けて自分だけが
単身台湾に出稼ぎにきたとか、、、
(オイオイ、何を聞き出してんの、そこまで聞くかヨ~ !)


早い話が、プロのホステスとして、彼女は仕事に徹してただけで
必死で自分の売り上げのために、飲ませてたんだ、、、
ちょっと、ホロ苦いビールになりました。ハイ。


と、まあ商談もしながら脱線もするedation社の
社長さんの意外な面を見たわけですが
なんと、もう、午前3時になってます!
おまけに、いつのまにか生ビール大ジョッキで10杯は空けてしまった。
ビールと、つまみでもうお腹はパンパン、、、
酔いはしないが、口から食べたものが全部オーバーフローしそう、、、、
さすがに、初日は時差ぼけもあり
1時間余分に活動してるわけで、もう限界です~。


やっと、お開きとなってタクシーで帰ることに。
途中、ホテルで降ろしてもらいました。

午前様で帰って、今頃、美人の奥さんにシバかれるんだろなあ、、きっと。
まあ、フィリピン嬢に鼻の下伸ばしてたんだから、しかたネェな。


社長さんも明日の仕事(というか、もはや今日の仕事ですが)
どうやら放棄したみたい、、、
結局、商談の続きをするために、
明日の11時に会社に行くことになりました。
ホテルに帰って4時。起床は8時。
たった、4時間しか眠れません。


きついなあ、と思いましたが
まだまだ次の日もハードコアなスケジュールが続くとは!
知るすべもありません。
ノンストップの食い倒れ地獄と、
予定外のG&Sさんとの再会、そして台北唯一のフィギュアショップへの
訪問が待っていたのです!