2012/02/09

●● 先週から撮影用のカメラが不調に!

先週、ちょうどアウトレット品の不良箇所の撮影時に
気づいたのですが、画像左上に泡のようなノイズがたくさん
出るようになりました。

まったく気づかず、つい最近、フォトショップで画像修正中に
気づいた次第。あわてて、今までの撮影写真をチェックしたら
ちょうど、アウトレット品の撮影頃からと判明。

レンズのゴミかと思い、クリーニングもしましたが
どのレンズに交換しても発生します。
カメラ本体のミラー部分も特に問題ありません。
最悪CCD素子なのかも、、

カメラは、キャノンの一眼レフのEOS-5DMkIIです。
これを、PC上の純正ユーティリティソフトでピント合わせして
撮影しています。
理由は、老眼のため、カメラ本体のモニターでは
ピントが合ってるかどうかわからないから^0^
特に、1/6ミニチュアの世界ですから、
シビアなピントが要求されます。今の私の眼力では
まったく、カメラだけでピント合わせができなくなりました(トホホ、、、)

でも、実際、1/6での商品撮影の場合、
本当は、一眼デジカメよりも、通常のコンパクトデジカメの方が楽です。
なぜなら、ピントの合う範囲が広いから。
商品全体を一発で写すには、絶対に一般的なコンパクトデジカメの
方が良いです。あとで編集する必要も無く
そのままHPにアップできます。

ところが、一眼デジカメの特に、接写撮影用のマクロレンズで
撮影すると、ピントの合う範囲が極端に狭くなります。
つまり、商品全体を一回で撮影できなくなります。
奥行きが1cm変わっただけでピントが合わなくなり、
ボケてしまいます。

カメラの好きな方は、ご存知でしょうが
被写界深度といいまして、たとえば絞りをF20まで
絞り込んでいくとピントが合う幅が広がりますが、
その分、暗くなりノイズがのるため画質がわるくなります。
今使っているマクロレンズでは、F2.8が一番明るいのですが、
この絞り値で撮影すると 画質は非常にシャープになりますが
ポートレート写真で多用される、”ボケ”が発生するので
商品写真全体にピントを合わせることができません。
芸術写真を撮るには、逆に、モデルさんにピントがあい
背景がボケることで、写真の主題がはっきりするため
プロのカメラマンは一眼デジカメを使うわけです。

ですから、通常、私どもの撮影ではメンドクサイのですが、
前後2枚にわけてピントを変えて撮影し、
あとから自宅で、合成して一枚の写真に編集しています。

じゃ、なぜそんなメンドクサイことをしてまで
一眼デジカメで撮影するかというと
このフィギュア撮影をやり始めてから
知ったのですが、撮ったショットは、一期一会だからです。
ベストショットは、そのとき限り。
後日、同じ衣装で同じポーズ(出来るだけ)にしても
モデルさんに同じ照明をあてることは厳密に言って
不可能ですし、結局、同じ写真の撮りなおしはできないからです。

ショップをご覧になって感じられると思いますが、
自分なりに、気に入ったベストショットは何点かあります。
そうすると、後日、引き伸ばして、たとえばポスター大にするときに
やはり、良いカメラで撮影しないと写真の違いが
はっきり出るんですね。

このため、初期の頃に撮った写真はピントも甘く
画素数も商品用だから小さくてよいだろうとの
観点で3000ピクセル前後に容量節約で抑えていました。
すると、気に入ったショットができて引き伸ばしたところ
粗い画像で、ピントもボケボケの見るに耐えないものになりました。

それ以来、ビザールクイーンのモデル撮影の場合、
単なる商品撮影だけでなく、実際の1/1同様、
モデルさんのゲージュツ的な ^0^ビザールショットの
ポートレート撮影でもあります。
ですから、
一発勝負の本気撮影のつもりで、後日、拡大印刷するときに
備えてできるだけ良い状態で記録するようにしています。
このため、メンドクサイのですが、
毎回、前後2枚撮りで後日ピント合成編集
というスタイルをとっています。

それにしても、ちょっと、この不具合コマリマス。
HOTSTUFFボディでモデル立ちのポーズ写真の撮影のご希望があり
それを早く撮影して、ショップ上でご覧いただけるようにしたいのですが、、、
これでは、撮影できません。
ちょっと、ドライバ関係を更新して直らないか、
もし、だめならキャノンで修理してもらう必要がありますね、、、