2012/01/25

●● 金箔テストしてみました。

昨日は、奈良工場も大雪で大変でしたが
幸い昼から太陽が出たので雪が解けて助かりました。
さて、そんな中、
やっと金箔テストしてみました。

紙の上では、完璧に精細な金箔が押せました。すごい!

ただ、レザーの上では、どうしても、版がレザーにめり込む分だけ
線が太くなるので、
(太くなるといっても、0.1mm前後のレベルですが、、、)
やや、眠いかな、、、という印象でした。
ただ、元データを考えると、もうこれが限界かなあとも思いますので
新年明けの来月に
もう少しだけ細くした元データで版が作成できるのならば
その結果で決定したいと思います。

結構、金箔の世界も奥が深いようで
きれいに押せるかどうかは、
機械で決まるのではなく、
まず、金箔フィルムが一番重要で
やはり日本製の品質がダントツだそうです。
次に、版の出来具合。

また、金箔フィルムも紙、プラスチック、レザー
金属など、押す対象物によって変えるそうです。
なるほど、なんとなくわかりますね。
フィルム裏の糊の質や層の組み合わせをどうするかなど、、、、
上海の金箔屋のおじさんは、
懇切丁寧に教えてくれました。

ちなみに、日本で買った機械にオマケで
ついていた金箔を見せると

一目みるなり ”こりゃ、ヒデェな!”

よくこんなもので、レザー押そうとするぜ、
シロートはこれだから困るんだよな、
てな感じ。
やはり、餅は餅屋ですなあ。

結局、押す予定のイタリアンカーフのレザーを見せて
これにベストな金箔フィルムを注文しました。
金、銀、黒を予定しているのですが、
金の色の多さに、同行した事務所のスタッフと
(陳さんという女の子ですが)
いっしょに外へ出て、色選択にかなり迷いました。
やはり金箔というだけあって、色サンプルは
金が圧倒的。銀、黒は数えるほど。
それだけ、金のニーズがあるということですね。

黄色い金や、赤みの金、青みの金など
ひとくちに金色といってもさまざま。
できるだけ、今、パッケージなど
ビザールクイーンで使用している金に近い色を
選びました。

ただ、ここで気づいたことが。
中国人の陳さんが選ぶ金はやはり、
いかにも金!というような
黄色みのあるいわゆる成金的というか俗的な金。
ああ、上海の観光地に行けば、よく見る金色です。
やはり、中国人だなあ、、、
彼らの金のイメージはこういうのを選ぶんですね。
え、私?
もちろん、ビザールクイーンが選んだのは、
上品な日本人好みの金ですがねッ!

ここで、なぜ、寒い外に出たかというと
台湾のEdation同様、中国も
小さい会社の事務所はトーフ屋っぽい佇まいのため、
ガラス戸に貼った目隠しのフィルムが濃い青で
まるで、学園祭の模擬店のようなセロファン貼りの感じで
部屋の中が変な色なんです。
だから、正確な色がわからん、、、
というのが理由です。ハイ。

このへんは、先週、リアルタイムでブログに
書きたかったのですが、あいにく
中国は、googleと絶縁状態なので
google検索も、ブログも使えず、
利用しようとしても接続できず遮断されます。
だから、ほんとに不便です。
なお、ヤフーは見れます。」

まあ、オヤジのお勧めの金箔が届き次第
押してみて、やはりイマイチなら
版を修正しようかなと思っています。