2011/11/12

●●HOTSTUFF工場訪問⑦ そこはハンドメイド100%の驚きの工場だった!!その①

小雨がそぼ降る中、車から降りて
あたりを見回しました。

右手は6階建てくらいの中華風マンション団地。
(ちょっと苦しい表現ですが、日本には無い風情なので、、、)
路面は一般のアスファルトではなく、きれいなレンガが
敷き詰められていたので。

どうやら、その敷地内に同居する形で建てられたと覚しき
ちょっと古い住宅兼店舗式の4階建の一角に
EDATION社はありました。

正面入り口は昭和 3,40年代風の商店街の
豆腐屋さんみたいな佇まいで、
そんな感じの工場が数軒並んでいます。
すでに、社長さんは中に入ったようで、
私たちも、
そのまんま上記のイメージ通りのすりガラス戸を
ガラガラと引いて、中へ。

と、
入るとすぐそこが、事務所になっており
社長さんの机が左手にあります。
6畳くらいかな。
ただ、
商談する応接セットや椅子が一切無いので
(これには、あとで、チト困りましたが、、、)
どうするのかな、、と思っていると
さっそく、工場を見学してくれとの意向のよう。
どうやら、着いた時間が11時だったので
先に見学をすませてから食事に行って、
それから商談するおつもりのようです。

さて、工場といっても、扉も何も無いので、
社長さんの机の隣を通れば
すぐ隣の部屋全体が工場、
いわゆる作業場へとつながっています。
全体のスペースは、
8畳が縦に2つ奥に伸びているくらいかな、、、


女性が3人と男性が1人。 みんな若いです。
つまり、社長を入れて5人の会社ですね。

若い男の子は、まだ入社2ヶ月だそうで見習い中。
女性たちは、検査と補修をしていました。
作業場を左右に2分割して
向かって左側で検査補修、
右側をシリコン成型の作業場にしています。

補修というのは、まずプラモでいえば
バリ取りですが、シリコンでも同じで
上型と下型のすきまにもれて、
はみだしたバリ?を切り取ります。
次に、成型不良の部分や気泡のある部分を
ゆっくり、ていねいに、
手作業でシリコンを盛って修正補修しているのです。

初回納品時の検査を私がした時に
どうも、そうじゃないかな、、、という気がしたのですが
やはり、そうでした。でも、シリコンゴムを
成型した後から、盛り付けられるのかなあ、、、と
半信半疑でもあったので、実際に作業を見て
納得しました。

補修作業をしている隣のスペースには、パーツを細かく分けて
パーツボックスに入れてあります。
その前には、各種ジョイントを組み終わった骨格が
並べてありました。ちょっと、外皮の無い
むき出しのターミネーターの感じ。
しかし、すごいパーツ数です。
社長さんに聞くと100ほどあるそうです。

EDATION社にとって、工場見学しに来たのは、
我々ビザールクイーンが
初めてのようで、皆さん、社長さんも含めて
ちょっと緊張しておられるようで、
ピンと張った雰囲気が、、、
まあ、社長さんは、ひょっとしたら技術ノウハウを
盗まれるのでは?
との心配もあったのかも知れません。

しかし!


右側のシリコン作業場を見たとき
感じましたよ。
こいつァ、社長さん、、、

あなたしか、デキませんぜ!!