2011/10/05

●●10年ぶりにMACを使う

今日は、本業の方の仕事でどうしても画像処理に
必要になったので、10年ぶりにMACを引っ張り出して
動かしました。幸い、動いたのでホッとしました。

なぜ、わざわざMacを動かしたかというと、
バスマットのCG合成加工処理をするうえで、
”Metaflo”という、変形加工ソフトが必要になったからです。

これは、CGに関心のある方は、
叶精作さんというセクシャルイラストを描いておられる
デジタル作家の名前を覚えているでしょう。
http://ameblo.jp/kanouseisaku/entry-10354661860.html
この方が、編みタイツの描画に使った有名なソフトです。
つまり、平面の編み柄の絵を、
足やお尻の曲面に合わせて、変形加工することが
できる超スグレモノのソフトなのです。

ところが、10年近く経っても、これを超えるソフトは
発売されず、あのフォトショップでさえ
いまだに、どーでも良い部分は、チマチマ
バージョンアップのためにいじるくせに、
肝心の基本的な変形加工用のプログラムは
まったく開発改良しようとしません。
10年以上も前のソフトが行なっていた処理を
いまだに、できないとは!情けないですね。
やむなく、Macを引っ張り出したわけです。

もともとは、PC(いわゆるwin系のDos/Vマシン)で
ずっと開発してきましたが
1997年当時、恐竜や美少女の3次元CGデータを
開発するうえで、どうしてもMacのユーザー用に
データを検証する必要があり、
当時100万以上したPowerMacを導入しました。
恐竜などのデータが3次元CGのため、
高度な計算表示ができる高速なMacが必要だったのです。

あの頃は、Mac OS.7の時代です。
フォトショップ4、イラストレーター7、インターネットは
ネットスケープがIEよりも普及していた時代。
思えば、CG関係では、XaosToolの
Terazzo, PaintArchemyなど、
名前もイタリアンぽく、芸術的で
素晴らしいソフトがたくさんありましたが
結局、開発会社が潰れて、惜しくも消え去ったソフトが
多いです。
今のMacでは、もう動かないようですし、
残念ですね。

まあ、そんなわけで、これらのソフトを使うために
10年ぶりにエンジンをかけてみたわけですが、
ネットに繋げるLanもすっかり変わってしまったので
単体で制作作業してもデータをウィンドウズに
持ってこれないのがわかりました。
作業手順も自分自身、すっかり忘れたので
明日は、工場の奥から過去の資料やディスクを探して
ちょっとすったもんだしないとダメですね、、、