2011/09/09

●●HOTSTUFFボディ 改善への努力

今日は、メーカーに対し不良品の具体的な
状態を写真撮影して、商品ひとつずつに
添付する書類を作成しました。

まずは、典型的な初歩レベルの不良例を
ご覧ください。こんなもん、送ってくんなよな~!
小学生でもわかるやろ!
と、思わずツッコミたくなりますね。
この手の不良レベルは、Phicenでも
ザラにありました。

単純な汚れ、不純物の混入が原因,拭いても取れません。

芯軸のズレから外皮成型ゴム膜が薄く破れかけています。

単純な成型不良。蚊にでも刺されたのでしょうか?

火傷した手?悲しすぎますね。


それにしても、オークションなど
他業者で買われた方で
いくら、ノークレームノーリターンといっても
運悪くこれらに当たった人は、
もうご愁傷さまとしか言えませんね、、、
海外の香港系では、
返品すらできないでしょうし、
本当に同情します。

さて、これらを検査で見つけたら
日本人同士なら、普通は、
価値観、良否の常識的な
判断レベルが同じですから、
そのまま、返品すれば良い訳です。
しかし、
相手は我々とは全く違う外国人です。

ですから、どの部分がどうだから
ダメなんだ、ということを具体的に示して
単なるケアレスミスなのか、
製造上、HOTSTUFFボディとしては、
回避できない問題なのか
根気よく、詰めていく交渉をしなければ
なりません。

じゃあ、なぜ、そこまでやるかというと、
まあ、この商品に、惚れたからですね。

確かに、完全な商品ではありません。
細かいことを言えば、まだまだ
未完成な荒削りな点も多々あります。
しかし、現時点で市販されている
1/6フィギュアドールの中では
私どもが表現したい世界を実現してくれるのは
このボディしか無いと感じたからです。

たしかに、クールガールはアクションフィギュアとして
本当に考え抜かれたボディです。
しかし、残念ながら、男性ミリタリー系ボディ同様
バトルスーツでガッチリ覆って
派手なアクションをする前提のボディです。
だから、あの武骨な関節パーツは
本来、見せないことを前提に設計されているので
どうしようもないのです。
つまり、肌を見せるセクシーフィギュアとして
設計されていないのです。

ですから、HOTSTUFFボディの関節の無い腹部、6インチハイヒールの
魅力を高める、関節の無い足首。
自由自在の指のポージング、
人肌同様の手触り感、など
毎日触って、レザーウェアを着せ替えていると
最近は、もう、このボディ以外には
戻れなくなってしまいました、、、、
そんな、ハマル魅力を持っているのが
HOTSTUFFボディなのです。


中国人とは、長年にわたる本業の繊維製品の
技術指導で、彼らの品質意識のレベルはわかっていますが
台湾人との取引は今まで無く、今回がはじめての
経験でした。ですから、皆さんと同様、
PCパーツや、日本びいきである彼らの報道、
かつて統治していた歴史から
かなり、品質レベルという点では、
大丈夫じゃないかなと思ったのですが、、

まあ、Phicen(旧TBLeague社)よりは、
マシでしたが、それでも弊社基準で
60%の不良率でした。(TBLは80%!でしたがネ!)
とにかく、
初歩的な品質不良で、せっかくの商品の良さを
貶めるのは実に残念なことであるということを
Edation社の社長にわかってもらえるように
ひと段落したら、ちょっと台湾に行って、
説得交渉に努力したいと思います。