2013/06/09

●● 完全デジタル試作に移行して、爆走中! 

  と、言いたいところなんですが、
5月の連休後から今日まで、ほぼ一ヶ月間
実戦使用しますとですね、、、

  うーん、結構ソフトのトラブルに見舞われて
悪戦苦闘した1ヶ月でした。おかげで、とにかく問題解決のために
膨大な時間をとられ、まったくブログも更新できず、、、
まあ、いろいろ不具合が出尽くした感じで、
どこまでの作業ができて、どういうことができないのか
ということが、ようやくつかめました。

  やっと、1/6スケールでのレザーウェアを開発するうえで
実戦的なデジタル試作の方法が確立した感じです。

  とにかく、初めの頃は、各試作段階での
裁断パターンを保存できず、ソフト自体が異常終了する!
という、大きな問題に直面し、原因追及とその回避方法に
とても時間をとられました。

  現在もソフトメーカーと検証中ですが
回避方法がわかったので、とりあえずは
試作作業が順調に?進められるようになりました。

  でも、初めの頃は、ホントにデジタルでの画面表示の通り
縫えるのかよ?
と、半信半疑で心配でたまらなかったので
スパンキースカートスーツの一番のキモ部分である
オープンバストの円形をパターンそのまま、縫製したのが
コ・レ・だ!

すげェ~!たった一発で美しいバストホールができました。
ホットスタッフのボディをお持ちの皆さん、
一度、ご自身のボディのバストをご覧ください。
直感で、このバストの外周に沿って、
どのような裁断パターンを描けば、このように
美しいバストホールができるか想像できますか?

  ちょっと、難しいですね。
つまり、従来のアナログ試作方法だと、
アタリ用の適当なパターンを試作して
それをもとに、一次修正、さらに細部を二次修正、、、
と言う感じで、おそらく4回くらい修正して
5回めの試作で、やっと、この出来上がりになる気がします。

  ガシガシ、試作を縫いまくるアナログ手法で
長くやってきたので、どうも、画面上のCG画像での試作着せ付けは
頼りねー!という、偏見があるのですが
ものの見事に打ちのめされましたぁ!
ドンピシャ、ホットスタッフのバストにハマリました。
ガバつかず、小さくも無く、ちょうど良い食い込み加減ですッ!
3Dのバーチャル着せ付けソフトはすごいわ。

  そんなわけで、まだソフト自体は私の要求に完璧な対応ができてはいませんが
回避方法を駆使しながら、なんとか本番試作1号を
作る段階まで持ってきたデジタル試作プロトタイプが
コ・レ・だ!
基本形状はこれでほぼキマリです。
スーツにするので、スパンキースカートとスパンキーコルセットの組み合わせ!
うわッ!すげぇセクシーなバックビュー!ですね。こりゃ必須アイテムになりそー!
コルセットのリアベルトの位置決めが見やすいように赤のレザーを使用。製品はどうしようかな?
実際に使用するレザーごとに、現在保有している全ての
レザーの現物質感写真を撮影し、それを1/6スケールのレザーウェアと
見た感じが同じ質感になるようにサイズ修正したものを
3Dの仮想レザーウェアにテクスチャ画像として設定しています。
だから、見た目も光の反射具合が実際の商品と近いでしょう?
本来このソフトは、バックルの金具なども仮想ウェアに取り付けられるのですが
現時点では、私のところでは再現できません。(原因不明で検証中)
解決したら、完璧な3Dデジタル試作の世界になりますね。

  それでは、明日から、いよいよ縫って実際の現物サンプルを作ります。
このCG通りになるでしょうか?
今からプロト試作に入れるので、今月末の販売に十分間に合います。
やはり、デジタル試作は作業が早いですね。

  クラシコジャケットをこの上に着せたらスゴイ、ビザールクイーン様が
出来上がりますな。
楽しみですぜ、ダンナ!