2011/11/08

●●HOTSTUFF工場訪問⑤ 雨の朝、社長の出迎えで工場へ!

さて、レポートに戻りましょう。

11/1の朝は、あいにくの雨。まあ、天気予報どおりなのですが。
朝食付きなので、B1Fの日本食レストランでバイキングです。
素材がとても良いので、また中国と違って安心して食べられるので
(ホントに中国にいると、ニセモノが多いので真剣な話、ものすごく
食材は信用できないのですよ!)
食べ過ぎてしまいます。

10:00ホテルまで、わざわざHOTSTUFFの社長さんが
車で迎えに来ていただけるとのことで、
(かなり、辞退したのですが、、、)
通訳の関さんと一緒に、ロビーで待ちます。
どうやら、来られたようです。
おお、10時ぴったり、中国では有り得ないことです(彼らは、時間に
とてもルーズ)

外へでて、挨拶をしますが雨のため
すぐに車に乗り込みます。
ちょっと緊張しておられるようです。
たぶん、日本からわざわざ、
それもクレームがらみで来るぐらいだから、
きっと、私がガチガチのスーツ姿の厳しいビジネスマンだと
思ってたんでしょうね。
165cmくらいで40代半ばの感じ、
営業タイプではなく、工場の職人さんタイプですね。
社長さんは、許さんというお名前で
釣りに行くようなベストを着てラフな、カジュアルな服装です。
車は、白のちょっとくたびれた感じのトヨタ車のセダン。
(リアシートには、ちょと破れもあったりして、、、)

ちなみに、私は、半そでのポロシャツと
ジーンズです。参考までに言うと、
お互いスーツなんか着て、商談はしませんよ。中国では。
よほど、有名大企業は、どうなのか知りませんが。
今までの経験からいうと、1000人くらいまでの規模の
メーカーの社長さんは、みなネクタイもスーツも
着ないで商談です。
出張初めの1、2年は、アホみたいにスーツにネクタイ締めて
行ってましたが、周りを見ると、日本人だけ。
慣れてくると、逆に商談しにくいので!? 止めました。
だから、飛行機に乗るときも普段着です。

そういえば、6年ほど前、まだ初期の頃、
たまたま杭州から上海へ電車で帰ることになり
改札からホームへ入るときに、警察官に不審尋問!を受けました。
かなりしつこく、結局、パスポートを見せて納得したようですが
私としては、日本流に完璧なスーツにネクタイと
ゴルゴ13のつもりでいたのに、なんで
俺が不審者に見られるのよ、と事務所に戻ってから
上海の女の子に聞くと、
”あたりまえですよ、そんな格好で電車なんか
乗るから。普通、そんな格好の人たちは
車で移動しますよ、一般ローカルな電車なんか
乗りません。逆に、盗みでもしたんじゃないかと
疑われたんでしょう!”と言われ、
なるほど!
ある意味納得した次第です。今では、例の
最速新幹線ができ、ステータスのある人たちも
電車に乗るようになりましたが、それ以前の古き
良き時代の話、、、

ちょっと、話がそれました。戻りましょう。

さっそく、雨の中を社長さんの運転で走り始めました。
工場は、台北から南に30分ほど離れた、
新北市というところにあるそうです。
とてもややこしい場所なのでタクシーでは
無理とのことで、直接迎えに行きましょうということに
なった次第。

市街の道路を走っていると、とても不思議な感覚に。
道路の路面は、交通標識も含めて
日本そっくりなのに、道路を挟んだ両側の
建物というか、街並みは中国ぽい。
たいてい、細かく区切られた店の正面にはシャッターがあり
ずっと並んでいます。ただ、ゴミは日本同様、ほとんど無い。
中国でもなく、日本でもない、、ちょうど中間の
台湾の街並みです。

やがて、入り組んだ町の中の細い道路を
かなり、複雑に走りまわった末に
とある角を曲がってから車が止まりました。

”ここだそうです。”

”!”

なるほど、ここがあのHOTSTUFFの工場か!