2014/06/12

●● ハイヒール踵パーツの修正がやっと完了!

   HOTSTAFFのBQカスタムボディが完成するや
次は、長年の懸案であるハイヒールに発生した
踵パーツの設計修正に取り掛かりました。

   今年の春先にリリースすべく
プロトタイプまで作業が進んでいたのですが、
量産時の品質レベルで問題があると大変なので、
かなりキツイ耐久力検査をしたところ
ご覧の通り、折れてしまいました。

あえて尋常ではない負荷テストをしたら、、、(涙。)

   まあ、実際こんな異常な力を加えることは無いと思いますが
販売する以上は、やはりできるだけの備えをした設計で
お届けしたいという気持ちがあったからです。
 

斜角と直線とが急激に一点で交わる形状のため、その部分に負荷が集中したことが原因!
    折れた部分の形状をよく検証すると、
ご覧の通り、 ヒールの付け根からヒール先端に向けて
変化する部分が、急激に一点で交わる不自然な形状のため
負荷がそこに集中したようです。
全体のバランスを見ると、確かに形状に無理があるかも。
サイドから見ると、自然な流線形で問題なかったのですが、、、


右が修正後の製品版の踵ヒールパーツ
    結局、1/1スケール換算で正面から見るとヒール先端が
6mmしかないことが判明したので、8mmになるように
1.3mmまで0.2mm程太くして全体を補強しました。
そのうえで、形状を自然に先細りになるように、
特に正面からの形状を修正しました。

右の製品版では、踵の付け根からヒール先端まで自然な流線型状に修正!おお、ビューティホー!

   ただ、この形状修正には予想外に苦労することに。
オリジナル形状のように、急激な形状変化を避けながら
美しいシルエットに拘った6インチピンヒールの
踵パーツにしたいわけですから、これは毎晩、何回もやり直し、、、

  最後は、機能面ではなく、美感の問題なので
これは、ビザールクイーンの6インチピンヒールが
美しい感動を見る人に与えるかどうか!
いわば、ピンヒールに生命を与えるかどうかなのでして、ハイ、
まあ、哲学みたいなもんで、
どうにかこうにかこの1ッヶ月で
完成させヤした、乞うご期待ですぜ、ダンナ!